対象:インプラント・歯科口腔外科
山内 浩司
歯科医師
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歯科インプラントと入れ歯の違い
インプラント治療と入れ歯の違いを簡単に述べさせていただきますね。
インプラントとは、虫歯や歯周病や事故で歯を喪失してしまった、あるいは先天的な永久歯の欠如に対してもう一度その部分に歯を補綴修復する歯科の治療法です。でも、これは入れ歯の目的も一緒ですね。
大きな違いは、インプラントは顎の骨に直接人工の歯根を植立し、差し歯のように歯を被せて身体の一部として復元する方法だという事です。人工歯根の材料は、チタンという金属で出来ており、このチタンが我々の骨と骨癒着(オステオインテグレートと呼ばれています)することを利用して噛む力などに充分耐える新しい歯にしています。
インプラントのメリット・デメリットを簡単な箇条書きにしてみますのでご参考にしていただけると幸いです。
【インプラントのメリット】
・入れ歯以上に大きな咀嚼力の回復を期待できます。
・入れ歯のように周りの歯(残存歯)に負担を掛けません。
・取り外しをする道具ではなく、ご自身のお身体の一部になります。
・部分入れ歯のようにバネが見えてしまったりはしません。
・最近のインプラントは、とても審美性にも優れています。
【インプラントのデメリット】
・外科手術を要します。
・健康保険が利かないため、高額な治療費が必要です。
・治療期間が長いケースもあります。
・ブラッシングなどのこまめなオーラルケアや、定期的な噛み合せの調整が必要です(入れ歯でももちろんですが)。
掲載させていただいた写真は、上が入れ歯、中が入れ歯を外した状態、下がインプラントにより歯が復元された状態です。
また、インプラントのリスクについては先日コラムに書かせていただきました、ご参照下さいませ。
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この回答の相談
40歳女性です。もともと歯自体が弱い体質で、奥歯と前歯の一部に差し歯を利用しています。かかりつけの歯科医からインプラント治療をすすめられていますが、いまいち治療についてよくわかっ… [続きを読む]
All About ProFileさん
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