公務員の実態

くらっちさん、初めまして。
ファイナンシャルプランナーの阿部雅代です。

私は、32年間地方公務員でしたので、実態がよくわかります。
一般的に、公務員は、安定しているので、良い職業だと思われます。
確かに、規則に違反しなければ、クビになるということもありませんし、会社のように、倒産するということもありませんから、そういう意味では、安全度は高いのです。

しかし、国家も自治体も、税金で賄われているのですから、税収の落ち込みは、経営状況の悪化となりますので、当然、職員の給料は、上昇しません。
(日本国がいかに赤字かは、ご存知でしょう。)
民間と違って、自分ががんばれば、給料が上るのいう世界ではありません。
給料を上げるためには、試験に合格して、出世するしかありません。

そして、ここ数年は、賃下げの世界となっております。

また、まだまだ、年功序列賃金体系になっていますので、採用時から数年は、お給料が少ないので、とても大変なのです。
そして、最近では、少しずつ、成績主義の導入もされるようになり、成績下位の者の分を上位者の給料に上乗せするようにしましたが、その差たるや、非常に少ない金額です。

私は、都内でしたので、手取りの水準は、地方と比較したら高いほうだと思いますが、それでも、若い人たちは、いつもピーピーしていました。(勿論、その分物価も高いということですが。)

というわけで、相当にぎりぎりの生活となることを、覚悟してください。

可能なら、くらっちさんがパート等でお勤めされるを考えたほうが良いと思います。

将来の、お子様の教育費のこともありますし、車の維持費もかかるということもありますからね。