大きな勘違いをされています
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こんにちは tarochanさん。
コンサルタントの若宮光司です。
所得税の最高税率は、40% 住民税は、一率10%の合計50%です。
1998年までに所得税率が高かった時でも税金合計78%ですから収入以上に税金を取られることはありません。
社会保険料控除後の給与月額が70万円の独身者(一番税負担が高い人)の所得税は、
63,950円
この人が月額10万円増加して80万円になった場合の所得税は、82,630円です。
その所得税差は、13,680円となります。
>前給与よりも手取り額がかえって減ってしまったというのを聞いたことがあります。
<
それならば、何故そういう話になるのか?
原因は二つ
1.通常、昇給は春に行われる。そのタイミングで昨年の所得に基づく住民税の通知が
会社に届き一昨年よりも年収がアップしている人は毎月の住民税が5月から高くなる
以前は住民税も5%から13%と累進課税でしたのでもともと所得の低い人には影響大でした。
2.社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料など)は、昇給月から3ヶ月
経過後に等級改定があり保険料が高くなり本人負担分も増加する
社会保険料の等級には頭打ちがあり健康保険が月額117.5万円。厚生年金が63.5万円です。
これ以上の昇給では保険料は増加しません。
所得の低い人ほど1.2.の影響が出やすいのですが、tarochanさんくらいの年収以上の人はそれらの影響はあまり出ませんので昇給額以上に税金・社会保険料を取られることはまずありません。(月額1万円以下の増額なら発生するかも)
評価・お礼
tarochan さん
ご回答ありがとうございます。
昇給額以上に、税金がとられるなんてことになるならば
昇給額を交渉しようとおもっていたところでした。
こういったことが苦手なわたくしでも非常に丁寧な回答でわかりやすかったです。
またなにかご相談させていただく際にはどうぞよろしくお願い
いたします。
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この回答の相談
微々たる昇給が行われた場合、税金枠がぎりぎりのラインで上枠に設定されてしまい前給与よりも手取り額がかえって減ってしまったというのを聞いたことがあります。
年収年収800万から1000万の間にあり… [続きを読む]
tarochanさん (東京都/34歳/男性)
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