対象:心の病気・カウンセリング
早期関係性障害
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娘さんとの関係について、思い起こしてみましょう。
小さい頃はどんな赤ちゃんでしたか。何か印象に残っていることはありますか。
どこでボタンが掛け違ってしまったのでしょう。
赤ちゃんは、自分の望んでいることと、お母さんが提供してくれるものとの間にズレを感じると、言葉でそれを伝えることが出来ないので、しばしばミルクを飲まない、離乳食がうまく食べられない、という形で表現しようとします。
食欲の旺盛な赤ちゃんでも、人間の赤ちゃんは、ミルクを飲みながら、あるいは離乳食を食べながら、しばしば食べるのをやめ、お母さんの顔をじっと見つめたり、遊んだりします。これは人間の赤ちゃんだけに見られる特有の現象です。ヒトは栄養補給を一旦犠牲にしてでも、コミュニケーションを育むことを大事にしているのでしょう。
娘さんは「食べない」「頭が痛い」と表現することを通して、何を訴えたいのでしょう。
もしかしたら、「食べる・食べない」が本当の問題なのではなく、その背後には別の意味が隠されているかも知れません。
そのことについて理解を深めるには専門家の援助が必要です。
毎日の食事が「食べる・食べない」をめぐる戦いになってしまっている今のご様子は、お母さんだけでなく、娘さんにとっても大変に辛いものと思われます。
早期関係性障害に理解のある小児科医、あるいは児童精神科医にご相談されることをお勧めします。
この分野の専門家は極めて数が少ないのが現状ですが、都市部にお住まいの様ですので、可能性は充分あります。
同時に、お母さん自身のカウンセリングも必要でしょう。
これからの人生を考える上でも、二人三脚で治療を受けられることをお勧めします。
http://www.mental.or.jp/ みゆきクリニック塙美由貴
評価・お礼
Rママ さん
アドバイス、ありがとうございます。^^
23日に小児科へ行って参りました。
そちらで今までの経緯を話して参りました。
この6歳の娘は、不妊症・流産の末に授かった待望の子供でしたので、小さい頃から大事に大事に育てて来たつもりでした。
けれど大事にするあまり、育児書通りに体重が増えない事や、食事を食べない事を、神経質に考えすぎていたのかも知れません。
「このままだと成長曲線(グラフ)を下回ってしまう」といつも悩み、何とかして「食べさせないと」「太らせないと」という事ばかり考えていました。
この子の従姉妹(現在10歳と8歳)もまた、食の細い子で、平均体重を大きく下回り、その子の母親も同じように悩んでいました。
ですから祖父母は「遺伝的なものなのかねぇ」と言っていたのです。
ですが私はそれに納得できず、今まで色々と試行錯誤しながら頑張っていたのです。
けれどどんなに私が頑張っても体重は増えず、何も知らない保健婦さんには「お母さんが悪い」ような言われ方をし・・・。
またそれがプレッシャーになって「この子の体重の増えが悪いのは私の食事のせいなんだ・・・」と自分を責め、「何とか大きくさせないと」と焦りは大きくなるばかりで・・・。
娘にはそんな私の心が伝わっていたのかも知れませんね。
今は昨日の小児科の先生のお陰で私も心に余裕が出来、娘も夕食時「頭が痛い」と言わなくなりました。ですがまた再発するような事があれば、児童精神科を訪ねてみようと思います。
本当にありがとうございました。
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