Tweet
専門家
回答するのに ふうふう言ってます(笑)
- (
- 5.0
- )
こんばんは megmegさん。
コンサルタントの若宮光司です。
ご質問者に誰も回答していない人になるべく回答するようにしていますが、直接問い合わせされる人が増えてなかなかすべての質問に目を通せていません。たまたま振り返って見ていてmegmegさんの質問に気が付きました。
megmegさんはよく勉強されていますね。
>確定申告することにより、ローン控除よりも医療費控除が優先され、追加の還付金はなくとも
その分が「所得税で控除しきれなかったローン控除額」に増額され住民税から控除される・・・
ということはないのでしょうか?
<
今回からの仕組みなのと住民税とからんだ話になるので理解が難しくなっています。
ローン控除の前に所得控除をして所得税額を算出し、その算出した所得税からローン控除を引きますのでmegmegさんの言われるようにローン控除出来なかった額が増えてその分住民税に回るローン控除が増えるように考えてしまいます。
しかし、医療費控除を使って課税所得額を減らすと所得税自体が減ってしまい、住民税に回す控除出来なかったローン控除も減ってしまうのです。
文字数制限になりますので 回答の続きは追記のコーナーで回答します。
追記も一回では終わりそうにないです。(笑)
補足
もう少し分かりやすく説明します。
医療費控除を確定申告する前の課税所得が100万円だったとすると所得税は5万円(前年は10万円)住民税は10万円(前年は5万円)となります。
(分かりやすくするため細かな計算は省略)
ローン控除額が20万円使えるとすれば所得税はゼロで控除し切れなかったローン控除が15万円になるのではなく、一昨年までの所得税率で計算した所得税10万円と今回の所得税5万円との差額5万円なので5万円分住民税に回って住民税は5万円となるのです。
結果的に足切りローン控除が10万円となります。
医療費控除20万円を確定申告すると課税所得が80万円になり所得税は4万円(前年8万円)住民税8万円(前年4万円)。これにローン控除20万円を計算すると所得税はゼロ。住民税は4万円ローン控除が使えて4万円になり、足切りローン控除は12万円となります。
結果は、医療費控除した方が住民税は1万円安くなります。
控除しきれないローン控除がない人は、もともと所得税の中でローン控除が100%使えているので医療費控除を確定申告する意味が出てきます。
>これは本来受けられるはずの医療費控除が、税源移譲によって受けられなくなったということになるのですか?
<
いいえ、税制改正前も同じで医療費控除で税金を減少させるかローン控除で税金を減少させるかの違いだけです。
>夫の方も私の所得額を確定申告しないといけませんか?
<
いいえ、申告の必要はありません。
megmegさんの給与102万円は所得が37万円なので配偶者控除38万円のままです。
>その場合夫の方で新たに納税金額が生じたりするのでしょうか?
<
上記のとおりでご主人の税金は変わりません。
最後、文字数制限で簡単な回答になり申し訳ありません。
評価・お礼
megmeg さん
お忙しい中、非常に丁寧にお答えいただきありがとうございました。
質問を早々に見つけていただけて幸運でした☆
大変わかりやすい説明で、疑問がすっかり解決！理解することができました。
ありがとうございます！
今回の確定申告は私の分のみを行うことにします。
回答専門家
- 運営 事務局
- （ 東京都 / オペレーター ）
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
（現在のポイント：-pt）
この回答の相談
まずは「医療費控除はした方がいいのでしょうか？」
という質問に対する回答への追加質問です。
ばどきちさんと同じく年末調整にてローン控除されている為、夫の源泉徴収税額が０円となっています… [続きを読む]
megmegさん （大阪府/31歳/女性）
このQ&Aに類似したQ&A
