対象:ペットの医療・健康
Re:メスの成犬の乳部のしこりについて
犬の乳腺腫瘍は良性か悪性かの可能性は確かに五分五分です。これは切除して病理検査をしてみないとわかりません。乳腺のしこりは女性ホルモンの影響を受けやすいので、避妊手術(子宮卵巣摘出手術)を受けることで再発の予防になります。
手術については、しこりだけを取る方法、乳腺ごと切除する方法が考えられます。仮に良性だった場合はしこりだけ取ればよいという事になりますが、悪性だった場合は大きく切除しなければすぐに再発あるいは全身に転移してしまいます。肺に転移を起こしやすいので手術前に念のため胸のレントゲン検査をして転移がないことを確認したほうがよいでしょう。
手術後については切除したしこりが良性だったか、悪性だったかにより変わってくると思います。切除範囲が大きいと傷口も大きくなるため、皮膚に張力がかかりやすくなり違和感を訴える患者さんもいます。ただし、傷口の快復と共に違和感は消えていきます。避妊手術を同時に受けた場合は、体内のホルモンバランスに変化が起きるため、代謝率が変わり体重が増す患者さんもいます。これは食事量のコントロールなどで対応します。
乳腺に限ったことではないですが、できてしまったしこりは出来るだけ小さいうちに取り除くのが負担も少なく済むと思います。かかりつけの先生とよく相談し、早めに対応してあげてください。
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7歳のウエルシュコーギーペンブローグ。
8か所ある乳首のうち、右側2か所、左側1か所に急にしこりができました。
コリコリとして、輪郭のはっきりしたしこりです。
本などで調べると、良性の腫… [続きを読む]
ようのすさん (東京都/38歳/女性)
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