対象:お金と資産の運用
回答数: 2件
回答数: 7件
回答数: 1件
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
スタグフレーションについて、資産配分の考え方です
俄 様 オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。再度のご質問にお答えします。
色々スタグフレーションについての報道が有るため、ご心配されるのは尤もと思います。しかし、報道は極端に振れます。現在お二人の金融資産は7,000万円を超え、今後も月々23万円と年度で200万円の貯蓄のご予定です。現在は堅実な資産運用ですからご安心なさってください。
スタグフレーションは景気後退と物価上昇が同時に起こるものです。第一次オイルショック時には物価急騰・大パニックになりましたが、第二次オイルショックの際には日本はスタグフレーションから早期に抜け出しました。'90年代不動産バブル崩壊、’00年のITバブル崩壊に伴う景気停滞も乗り切っています。今回スタグフレーションに入ったとしても(まだインフレ懸念が報道されている段階です)、保有されている不動産の価格は上がり、定期預金や個人向け国債金利もインフレ分は上昇します。
過去データになりますが、私が持つイボットソン社の調査によれば、1970年1月から2006年12月までのインフレーションは年平均3.2%で定期預金は年平均リターンが3.7%でした。また、1951年1月〜2006年12月では、インフレーションは年平均3.5%で定期預金は年平均リターンが4.4%です。普通預金はインフレに負けますが定期預金は追いつきます。
従いまして、私はご主人よりも俄様の投資方針に懸念を感じます。中国・アジア株などのリスクテイクな商品はお勧めできません。今回ご購入を希望されている先進国のもので運用し、新興国は全金融資産の5〜10%内に留めるようお勧めします。
追記します
補足
ご主人の運用は国内で元本が保証される商品で運用し、俄様の運用を外国資産で運用されるようお勧めします。その際には、現代ポートフォリオ理論(最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有する)に則り、ETF(上場投信)かインデックス・ファンドでの運用をお勧めします。私のHPに日本で購入できる海外のETFを掲載しています。ご参照下さい。(一昨日更新済みです)
http://www.officemyfp.com/ETF-1.htm
ご主人と俄様が払い込まれた変額年金保険は、投資信託を厚い衣で包んだもので、資産運用として相応しくありません。今後の購入は直接投資信託をお選びになるようお勧めします。ご主人自身のこの保険を選んだのであれば、既にリスク商品を購入している内容をお話ください。
私のコラム変額年金保険を参照ください。
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/16862
なお、金融資産運用設計と基礎知識習得ブラン(株式・債券とは、リスク・リターン、分散投資、資産配分などを学びます)をメールにて承ります(有料)。ご検討ください。
http://www.officemyfp.com/planprice.htm
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
こんばんは。
以前、家計・ライフプランで質問させていただきました。その節は、沢山のご回答をいただきまして有難うございます。
さて、生活も徐々に落ち着いてきたため、主人と本格的に今後のライフプラン… [続きを読む]
俄さん (兵庫県/32歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A