対象:住宅設計・構造
バリアフリー階段基準をご紹介します。
(旧)住宅金融公庫=(現)住宅金融支援機構で発行している
木造住宅工事共通仕様書の「バリアフリー基準」では
階段を次の3基準にすべて適合させるよう明示しています
1,階段の勾配は、22/21以下とする
2,踏面を195mm以上とする
3,踏面寸法+蹴上寸法の2倍が、550mm-650mmの範囲に納まること
さらに、
階段勾配が45度を超える場合は、両側に手すりをつけることを求めています
以上の基準に照らし合わせると
踏面195mmを基準とすれば、蹴上は204mm以下となります
階段を1段増やせば、ぎりぎり適合しますね
しかし、長寿社会対応住宅設計指針では、上記の基準のうち
階段の勾配を6/7以下にするように推奨しています
これに従えば、踏面195mmなら蹴上は167mm以下となります
そもそも195mmが小さいですね
私の足の寸法は約250mmあります
そこで、私の設計基準は、踏面227.5mm+鼻の出30mm=踏み板257.5mm
蹴上は、勾配6/7より、195mmとしています
設計変更可能な範囲で、踏面を広げる&段数を増やして
バリアフリー基準に近づけるよう、お勧めします
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