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長坂 有浩

長坂 有浩
経営コンサルタント

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あくまでも高いリターンの追求とリスクヘッジです。

2008/02/02 15:59
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5.0
)

こんにちは。アリスカンパニー(http://www.arys.jp)長坂です。

投資ファンドは投資に当たり、投資家に還元できるリターンがどの程度確保できるかを最優先に考えます。一番リターンが高くなる可能性があるのがエクイティ(株式)ですが、価値がゼロになってしまって全く回収できなくなるリスクもあるので、現在財務状況が悪かったり赤字の企業の場合、新株予約権社債により、最悪の場合でも金利分のリターンを得ることを考えます。

新株予約権付社債の発行条件は金利と転換価格と年数がベース。特にポイントは金利と転換価格です。
金利は長期プライムレート等融資金利をベースに+数%というのが多いです。「+数%」というのは、現在の財務状況や他の借入金利を参考に決めます。
転換価格はできるだけ安い価格を考えます。基本は現在の株価。理論的には今の株価より若干高い株価(プレミアムといいます)を転換価格として設計しますが、実際は現在財務状況があまりよくない場合にはプレミアムはつけない場合が多いです。

その他の条件として、投資ファンドが要請したときに、発行体にエクイティ及び新株予約権付社債を「買い取ってもらう」オプションをつける場合があります。例えば、「優先買取権」と言って、まずは発行体が優先的に買い取りを検討する期間を与えますという権利。社債の場合は、今後の財務状況がさらに悪化した場合に期限前返済をしてもらう、「コベナンツ条項」をつけるケースもあります。いずれも、投資ファンド側が投資資金を回収する担保として要求する条件です。

技術力だけでは投資はしません。高い技術力があっても売上が上がらないケースや、研究開発費用が膨らみ利益がでないケースが多いからです。あくまでもマーケットと説得力のある戦略。IPOができるだけの成長力があるかどうかがポイントです。

評価・お礼

ポプラ さん

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この回答の相談

投資ファンドからの資金調達

法人・ビジネス 経営コンサルティング 2008/02/01 12:45

会社法の影響で財務状態が悪化しても技術力のアルベンチャーは多様なオプションを付与したワラント(新株予約権付社債)を発行して投資ファンドから資金調達する
ことができる可能性がありますが、これは投資ファンド
側としてどういう条件を発光体企業に要請するのでしょうか。

ポプラさん (埼玉県/33歳/男性)

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