対象:投資相談
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リスクはリターンとの相対関係で判断することが必要
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はじめまして、ファイナンシャルプランナーの小松英二です。
リスクについてお悩みのようですね。
投資の本に書いていることを改めて整理すると、リターン(儲け)の振れる幅が大きいほどはハイリスク、小さいほどローリスク、中間はミドルリスクです。
個々の金融商品は、それぞれ、リターン(儲け)とリスク(振れ幅)といった組合せにおいて、
ローリスク・ローリターン組
ミドルリスク・ミドルリターン組
ハイリスク・ハイリターン組
のいずれかに分けることが出来ます。
こうした中で、分散投資といった手法によりリターンを維持しながら、リスクを減らすことが可能となります。
具体的には、2つ以上の値動きの異なる金融商品を組み合わせることにより、値動きの「相殺効果」を狙います。景気上昇に強い株式と景気下降で優位な債券を組み合わせは、景気変動に左右されにくい資産形成が可能となります。また、外貨建てと円建ての資産を組み合わせは、為替動向に左右されにくい資産形成も可能となります。
補足
それでは本題に入ります。
「ローリスク + ハイリスク」と「ミドルリスク + ミドルリスク」でどちらが有利かとの疑問であり、その前提は、当然ながら「期待するリターンが同じ」であることです(比較しようとしているので、リターンを同じでなければ意味がありません)。
まず、「ローリスク + ハイリスク」の組合せは、「ハイリスク以下」
次に、「ミドルリスク + ミドルリスク」の組合せは、「ミドルリスク以下」
といった明らかな事実があります。
ここで、「ローリスク + ハイリスク」を考えている人の行動としては、リターンを確保するためにはハイリスクの比率を上げることです。ただ、そこには、全体のリスクが上がってしまうといった葛藤が生じます。
その葛藤に打ち勝つためには、ハイリスク商品と相反する値動きのローリスク商品を組み合わせることにより、初めて、「ミドルリスク + ミドルリスク」に勝てるのです。
結論です。
リスクはリターンとの兼ね合いで、相対的に判断することになります。
MMFに40万円、中国株の投資信託に10万円から期待されるリスクとリターンに満足できるようでしたら「ミドルリスク程度が心地いい」とするk20902さんに適していると思います。
逆に、より高いリターンが気になるようでしたら、株と債券の比率、通貨建ての比率を考慮する必要があります。
評価・お礼
k20902 さん
2択のうちどちらを選んでも、あまり大きく変わらない、というように理解しましたが、そもそもミドルリスク・ミドルリターンなバランス型ファンドがあったとして、それと中国株投信+MMFのリターンが同じかどうかはどうやって調べたらよいのでしょうか?でも分散することによって、ローリスク・ミドルリターンになる(ミドルリスク以下)ということは、ミドルリスク・ミドルリターンなバランス型ファンドは存在しないということになるんですね。なんだかパラドックスみたいな話になってきました。
中国への投資をしつつ、それと反対の動きをする国(そんなのあるんでしょうか)の株にも投資するとか、もうちょっと調べてみることにします。
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この回答の相談
はじめまして。とても素人じみた質問で恐縮なのですが、ローリスクとかミドルリスクとかハイリスクとか、そのうちのどれが自分に当てはまるかを考えてから投資商品選びをしましょう、とモノの本に書かれていた… [続きを読む]
k20902さん (東京都/38歳/男性)
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