対象:投資相談
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2つのことが同時に考えられています
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k20902 様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
リスクの程度の調節は、リスクのある資産(リスク性資産)とリスクのない資産(無リスク資産)の組み合わせで調整します。リスク性資産がコーヒー、無リスク資産がミルクと思ってください。どれだけミルクを入れるかは個人の好みです。ミルクをたくさん入れると味がマイルドになりますこちらに詳しい記載を載せています。
一方、中国株の話は、リスク性資産の中の話です。現在、世界経済は中国市場に依存している部分がかなり大きくなっています。もちろん、中国株の評価は高くなっているのですが、あるとき評価が急に下がる可能性もあります。
そうなったとき、中国株の損失を補ってくれるような資産を保有しておけばよいというのが分散投資の考え方です。
(1)最初にリスク性資産に投資する割合を決める。
(2)リスク性資産の中では、分散投資を実現するためにバランス型ファンドを中心に据える。
(3)希望に応じて、バランス型ファンドの割合を減らして、中国株などの投資を考える
というステップを踏まれたほうがよいのではないでしょうか
補足
中国の経済が好調というのと、中国株のパフォーマンスがよいということは、イコールではありません。
たとえば、最近IBMやマイクロソフトといった米国のテクノロジー株が好業績を挙げていますが、これは米国外での売上が寄与していたためです。
また、アングロアメリカンやBHPビリトンといった鉱業関連の株式は、銅などの産業用金属の価格が上昇することで価格が上がります。銅の価格は中国の需要が大きく影響します。
さらに、資源ニーズが高まると日本のkomatsuなどの採掘関連機材メーカーの株式にも好影響を与えます。
経済が好調ということだけでなく、それによって、どういった企業が利益を挙げるのかを考えるとよいかもしれません。
同じ理由から、中国の経済にダメージが出たとき、日米欧の株式が影響を受けないということはありえません。
この部分を考えると、地域分散というのは限界があります。分散投資の観点からは、株式がだめになったとき、値が上がるものを保有しておくのがよいと思います。
市場規模から考えると、最右翼は債券、それから、不動産、商品といったものになると思います。すべてを組み合わせると、バランス型ファンドになります。
評価・お礼
k20902 さん
中国株のファンドとバランス型ファンドを一緒にもつのと、バランス型ファンドだけをもつのとでは、素人目にみても前者のほうがリスクが高いですね。解としては、中国10万円、バランス40万円でよいということでしょうか。MMFで考えていたのよりもリスクが高まったりしない(分散の効果によって?)のでしょうか。
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はじめまして。とても素人じみた質問で恐縮なのですが、ローリスクとかミドルリスクとかハイリスクとか、そのうちのどれが自分に当てはまるかを考えてから投資商品選びをしましょう、とモノの本に書かれていた… [続きを読む]
k20902さん (東京都/38歳/男性)
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