対象:住宅設計・構造
樹脂サイディングをご紹介します
リフォーム用として
アメリカで19605年に開発された塩ビ樹脂製の外装材です。
優れた特長により、新築用にも使用されるようになり、
1990年代に北米で急速に普及しました。日本には1996年頃から導入されました。
塗り替え不要で長期間美しさを保ちます。
耐久性に優れた長寿命の外装材です。
塩ビ樹脂は強度性能に優れているため、弾力性に富み衝撃にも強く、
凹みにくい性質を持っています。
塩害(潮風)や酸性雨、火山灰などによる錆び、腐食がありません。
冬の寒さでも凍結によるひび割れ、破損等の心配がありません。
酸性雨や潮風にも強く、塩害地域に適合します。
農業や工場からの排煙など、目に見えない物質にも侵される心配もありません。
優れたはっ水性で毛細管現象による雨水のしみ込みがありません。
樹脂サイディングは「疎水性」が高く、隙間から水が入りにくい構法のため、
シーリングを必要としません。
金属系・窯業系サイディングとも、隙間から水を吸い込む毛細管現象があります。
水分がしみ込むと、冬の寒さで凍結したり、破損したりすることもあり、
そのためにシーリング材で隙間を処理します。
しかし、シーリング材は一般的に耐久性が劣るので肉やせや亀裂が生じやすく、
そこから雨水が進入することも少なくありません。
樹脂サイディングは「疎水性」という他素材にはない特長があり、隙間から水が入りにくく
かつシーリングをしないオープンジョイント構法なので、外壁内外の圧力差が小さく
隙間から水が入りにくく、仮に裏面に水が回っても通気性があるので
乾燥しやすい外壁構造になっています
設計の注意としては、柱の外側に大建工業ダイライト12mmなどの防火性能のある
耐震面材を使用し、透湿防水シートと防水テープで、開口部廻りを丁寧に防水処理すること
通気層工法を正しく施工すること。以上を確実に施工すれば、OK
詳しくは下記Webサイトを参照
http://www.psiding.jp/index.html
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この回答の相談
外壁材についておしえて下さい。メンテナンスフリーのものがあると聞いたことがあります。タイルや板張りなどのことらしいですがイニシャルコストは高いけれどメンテナンスはいらないとのことです。これは本当なのでしょうか?又、他にメンテナンスフリーや手入れが楽で費用もかからない材料があればおしえてください。
はにこさん (神奈川県/37歳/女性)
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