対象:家計・ライフプラン
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渡辺 博士
ファイナンシャルプランナー
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ジャパン・パッシングが正解
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ファイナンシャルプランナーの渡辺博士です。
私、この件については特に辛口コメントをコラムに掲載しております。
http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/24940
「ジャパン・パッシング」を皮肉って「ジャパン・ナッシング」という言い方を良くします。
本来は「ジャパン・パッシング」です。
ジャパン・パッシングですが、日本は戦後特に、日米安保条約を軸に米国中心に貿易を行ってきて、よく日米貿易摩擦と言う言葉を聞いたと思います。
それは、日本がアジアや他の地域から原料を安く輸入して、主に米国を中心に製品を高く輸出して経済が成り立ってきた背景があります。
当然、日本は売り手で貿易黒字国、米国が買い手で貿易赤字国です。
日本はもの作りに関しては世界でもトップレベルであり、高品質なものを安く販売してきた経緯があります。
しかし最近は米国が日本ではなく、特に中国を中心にアジア地域との貿易を活発にしてきました。
そうすると日本が困ります。
背景には、元々日本はアジア諸国から原料や人材を安く仕入れていたので、言わばアジアの代理店のような立場だったのです。
だから原料が高騰したら、代理店を通さずに直接買ったら安いことが分かり、又工場をアジアへ拠点を移していた関係で、実際製品を作っている人々は同じであることが言わばバレてしまったような状態です。
米国の人たちも当然安くものを買いたいですから、日本を飛び越えて中国を中心とするアジア諸国へと貿易の相手国をシフトしていきました。
そうすることでアジアの人気が高まり、アジアの新興国への投資が高まっていきました。
これがジャパン・パッシングです。
最近では、日本の価値が政治家の無策によりどんどん下がっていく傾向があり、サブプライムショックがなくても大きく下落してきていたので、もう日本の世界に対する役目がなくなってきたことを皮肉ってジャパン・ナッシングなどと言われます。
評価・お礼
tomozo さん
再度のご回答、ありがとうございます。
今回質問させていただいて、ニュースを見るときの意識が変わりました。
ありがとうございました。
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この回答の相談
先日のニュースで「ジャパン・パッシングが続き、ついにはジャパン・ナッシングになってきている」というコメントを聞きました。
そもそも何が原因の、どういった現象なのでしょうか?
tomozoさん (神奈川県/26歳/女性)
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