対象:住宅設計・構造
中舎 重之
建築家
-
床:構造用合板の貼り方
床材に構造用合板(15~28mm)を採用しを貼る場合はチドリに貼るのが原則です。四隅を合わせる貼り方は禁じ手です。構造用合板を受ける部材にN75以上の釘が4本並ぶ事で受けの部材を痛める事になります。ましてや水平構面を剛にして地震荷重を四周に分配する重要な役割が有るのですから。鋼製(鉄板)のタンクの製作でも鉄板の貼り方はチドリです。溶接にて接合する場合は4隅が揃うことで、そこに重大な溶接の欠陥を生じるからです。ネタレス工法でも理屈は同じです。当方の設計・監理では、床貼りの配置図を工務店に出します。理由は先の原則を守るのが目的です。
以上です。 2014.5.13 中舎重之
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
構造用合板の張り方ですがよく見るのは千鳥で張ると
言うのをよく見るのですが規則正しく張るのと千鳥では
強度が変わってくるのですか?
千鳥ではなくては根太レス工法ではないのですか?
家は2階建です。
タクミさん (香川県/37歳/男性)
このQ&Aに類似したQ&A