対象:住宅設計・構造
自然素材の建材は価格が高め
シックハウス問題がきっかけになって、自然素材を使うことがシックハウス対策といても有効と思われています。
自然素材とは、加工など人為的な手を加えていない建材のことを指すと思われていますが、昔ながらの泥壁や漆喰壁を除いて、純粋な意味での自然素材の建材は非常に稀だということを最初に認識する必要があります。
さて、住宅はあくまでも通風、採光などに工夫を凝らしながら設計するものですので、建材が自然素材か否かによる設計上の相違はありません。
自然素材の建材を使用する場合、一般的な建材に比べるとコスト面で高くなります。人為的な加工をしていないはずなので安いのではないかと思われがちですが、上に書いたように、純粋に自然素材のままの建材は建築材料として利用しにくいものですので、建材として利用しやすいように加工されて出荷されています。自然の風味を損なわないための工夫をメーカーサイドで行っている関係もあり、コストに跳ね返っています。
しかし、湿気を調整したり揮発性の有害物質を吸着したるする効果が見られるようですので、自然素材の建材は積極的に使用し続けたいものです。
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この回答の相談
家の建て替えにあたり、家族が健康で過ごせる家をと、自然素材を使った家作りを検討しています。自然素材でお願いする場合と、一般的な家づくり、l設計や考え方に違いがあるのでしょうか?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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