対象:心の病気・カウンセリング
老年期の精神・神経疾患
67歳のお母様に意欲低下、失行・失書、被害妄想などが生じていらっしゃり対応に苦慮されているとのこと、心よりお見舞い申し上げます。
老年期(65歳以上)の場合には、まず脳の''変性疾患''を疑わなくてはなりません。頭部MRI・CTの撮影や神経心理検査(時間・空間の見当識や記憶・注意・集中力など)を行う必要があります。
次に脳の''機能性疾患''を疑います。うつ病や精神病(妄想症を含みます)が鑑別されます。
いずれにしても、MRIやCTといった検査機器の整った''精神科・神経科''を受診されることをお勧め致します。
なお、意欲低下には抗うつ薬が、被害妄想には抗精神病薬が効果あり、症状は回復することと思います。どうぞお大事にして下さい。
茅野 分(銀座泰明クリニック)
回答専門家
- 茅野 分
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
東京・銀座の心療内科・精神科です。夜間・土曜も診療しております。都会で毎日、忙しく過ごされている方々へ、心身の健康をサポートいたします。不眠、不安、うつ病などに関して、お気軽にご相談ください。
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この回答の相談
67歳の母を持つ息子です。
母が3年ほど前から家を出ることを億劫がるようになり、同時に家事を満足にできなくなっていきました。
また物を探すことも苦手になり、ここ数ヶ月はまともに買物も出来なくなり… [続きを読む]
mattu_fumikunさん (神奈川県/37歳/男性)
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