医者との付き合い方

精神科へ3年間、通院されているものの、担当医と相性が悪く、通院がためらわれるとのこと、心よりお見舞い申し上げます。

精神科は診療内容が会話を中心とするため、相性が大事になりますね。愛想が良かったり、お世辞が上手かったりする医者が良い医者であるわけではありません。その患者様のことを考えて、''最善の治療''を提供することが重要です。時にはその患者様のためを思えば、耳が痛いことも言わなければなりません。しかし、長年、通院するとなると、普段の相性や雰囲気も気にしないわけにはいきませんね。

どうしても我慢できないようでしたら、''転医''されるべきでしょうが、近くに病院が少ないようでしたら、仕方ありません。お母様などへ''代理''で受診していただき、ご本人は時々、通うくらいにしましょうか･･････3年間、通院されていらっしゃるとのことですが、病気によっては生来の''気質''に起因することもあり、薬を飲み続けることが必要なこともあります。この点も主治医とよく''お話''できると良いのですが。

最近でこそ東京ではドクターショッピングできるほど医者が増えてきましたが、地方では未だ数少なく、選べるほどにいないこととお見舞い申し上げます。最近では医者からの嫌がらせ〜ドクハラという事例もあるようで心を痛める次第です。医者の選び方に関しては病院や医者の選び方もご参考にしていただけると幸いです。

なかなか直ぐにご満足いただける状況は得られないかもしれませんが、ご両親ともご相談の上で、どうぞ宜しくお願い致します。

茅野　分(銀座泰明クリニック)