対象:心の病気・カウンセリング
電気けいれん療法
''電気けいれん療法''は上記の通り、重症例が主な対象となり、軽症例は薬物療法が優先されています。これは薬物の方が副作用が少なく、費用対効果も高いためです。
日本の医療は''国民健康保険''に基づいておりますので、患者様のご希望のみでは治療を決められません。主治医が診療して、適切な治療法を選択するのです。この保険制度の限界を超えて過剰・不適切な医療を施すと、昨年の「リタリン乱用」のような問題を生じます。この点をご了解くださるようお願い致します。
また電気けいれん療法も日本国内においては十分なコンセンサスを得られておりません。適用に積極的な医師や病院もあれば、消極的な医師や病院もあります。この点については今後、治療のエビデンスを重ねることにより、''厚生労働省や日本精神神経学会''を中心に公的な治療ガイドラインが作成・提示されることと思います。
ご理解の程どうぞ宜しくお願い致します。
茅野 分(銀座泰明クリニック)
回答専門家
- 茅野 分
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
東京・銀座の心療内科・精神科です。夜間・土曜も診療しております。都会で毎日、忙しく過ごされている方々へ、心身の健康をサポートいたします。不眠、不安、うつ病などに関して、お気軽にご相談ください。
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この回答の相談
うつ病を患っています。毎日希望も楽しみもやる気もなく症状はありすごしています。
mECTが有効率8〜9割だと聞き、主治医に相談したところ、「あなたの性格、考え方、今の情況からい… [続きを読む]
wakka-さん (埼玉県/32歳/女性)
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