対象:仕事・職場
有用な人材の退職引き留めは当然あります
今は特に採用が難しい時ですから、会社側が何とかして引き留めようとするのは当然と思います。
法的なことは他の専門家の方が説明している通りですし、もし脅迫めいた引き留めなどであれば論外ですが、何人もの上司や役員が入れ替わり面談したり、退職の承認手続きを面倒にしたりというのは良くあることです。さすがに仕事ができない人は引き留めませんから、少なくともある程度評価されている証拠でもあると思います。
私はどちらかと言えば退職希望者を引き留める側が多かったのですが、実際に思い留まったり、その時は辞めてしまったけど数年後に出戻ってきたりという経験もあります。稀にこんなこともありますから、会社側からすればダメモトでもやるだけやってみようということになります。
ですから、まずご自身の退職意思の強さを確認して下さい。会社のいろいろな人と直談判までするのが嫌ならば、今のタイミングでの退職は思い留まるしかありません。どんなに手間がかかっても退職したいと思ったなら、その意志の固さを上司や重役に伝えて下さい。会社も法的に引き留めきれないのはわかっていますから、翻意できないことがはっきりすれば退職を認めると思います。もし会社側の対応があまりに理不尽というようなことがあれば、社外の専門家に相談することを考えても良いと思います。
回答専門家
- 小笠原 隆夫
- ( 東京都 / 経営コンサルタント )
- ユニティ・サポート 代表
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