対象:コーチング
松岡 利恵子
研修講師
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聞く姿勢/沈黙は会話に不要?必要?
おっしゃる通り「聞く姿勢」はたくさんの書籍がありますね。
それだけ聞く力が大切だということですね。
私も仕事柄、初対面の方と会話をするということを多く経験してまいりました。
よく気が合う人同士の理由を聞くと、「自然体でいられる」という答えが返ってきます。
更に掘り下げると、無言でも心地が良いや、無理しないでも話が弾むなどそれぞれの自然体が出てきます。
自然体でいられる相手とは…自分と相手のペースが合うことが一番の要素だと思います。
ご相談者のぽんた123さんのように沈黙が落ち着かない方もいれば、矢継ぎ早に言葉が続くことがストレスという方もいますよね。
1.最初の挨拶、2.トークの始まりに必ず答えが出せる問いかけ
私はこの2つで相手とのトークのペースを決めます。
たくさん言葉を話す方、簡潔な方、目を見る方、そらす方、真剣に言葉を選ぶ方、ノリで話す方…
その方の特徴から、ゆったりペース、テキパキペース、感性型、論理型…など自分なりにペースプランを立ててお話を進めます。
そして今回のご質問である沈黙への対応です。
沈黙にも様々な理由があります。
*こちらが話したことの意味がわからない
*じっくりと落とし込んで理解をしている最中
*理解はしたけれどもその判断をするために考えている
*気を悪くした
*興味があり空想している
*集中力が途切れた
*その人の持つペースがのんびり
こうして挙げただけでも、沈黙にもたくさんの理由がありますよね。
言葉をかぶせたほうがいいパターンと、じっくりと待つことが必要なパターンがあります。
特にこちらの質問後は、相手の動きが止まっている間は言葉を発しない方が良いです。
何らかの変化が出るまでは、その方にとって必要な時間ということです。
待つ際には、凝視したりキョロキョロしたりせず、時折伏せ目にする程度の配慮で十分です。
目線よりも表情が大切です。
相手と目が合っていないときの表情こそ、自分の感情が表れるからです。
心で少しくらい困っていても、微笑んでいる、真摯な姿勢でいる…話の内容に合わせた待つ姿勢が沈黙をゆとりの時間に変えます。
最後に「沈黙」の体感時間はそれぞれです。自分には長い時間でも相手にとっては全く気にならない時間かもしれません。
沈黙にしたくない!という気遣いを、ほかのポイントの気遣いに変えると良いですね。
(現在のポイント:-pt)
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