対象:経営コンサルティング
田邉 康雄
経営コンサルタント
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倫理感が旺盛であり、そして強い人です。
「''社外取締役''をベンチャーにおく意味は」の御質問に対しては、それにはすでにお答えしました。ここでは。――
「的確な人材とは?」
という御質問ですから、倫理感の強い人材であることが必要であるとお答えします。もちろん経営に関する専門知識が必要であることは、論を待ちません。
「清く、正しく、美しく」
は、宝塚歌劇の生みの親、小林一三の言葉です。
これをもじって。――
「清く、強く、美しく」
が、必要であると考えます。身辺にやましいことがないように何時も身を正していなければなりません。これが「清く」です。
そして意思が強くなければ「誘惑」や「脅迫」に負けてしまいます。これが「強く」です。その結果、他人からみて「美しく」生きていると写るでしょう。
―― 私は、身近に輸出入に関する「検査業務」という仕事を知っています。書面通りの物品が「確かに積み込まれ」、「確かに到着」したということを証明する業務です。
―― この業務には常に「誘惑」や「脅迫」が付きまといます。これに対して検査員は倫理感を持つと同時に脅迫に負けない「強さ」が必要とされます。
「このコンテナを開けて中身を見たらどうなるか分かっているな」
と、人気のない岸壁の片隅で「すごまれ」たという話を聞いたことがあります。
―― 会社法によって選任が義務付けられる社外取締役は、会社経営に関して株主の立場からチェック機能を有していることが必要です。ですから「責任を軽減する」などのお考えは、的を得ていないと思います。
このような予備知識をもってNPO法人社外ネットを参照されることをお勧めします。適格な人材をプールしているそうです。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
社外取締役はどのような人がなるのでしょうか?条件はありますか?また、取締役としての責任を軽減することはできますか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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