対象:住宅設計・構造
宮原 謙治
工務店
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心の宿としての吹き抜けの役割
■大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
吹き抜けは良いですね。。。。謙さんは違う角度から考えてみます。
『リビングを吹き抜けにしたいのですが・・・・?』 というご相談があります。
『何故・・・リビングに欲しいのですか?』 とおききしますと、
『天井が高くとれて開放感も味わえます。リビングから子供部屋にも直接声もかけられますから・・・。』
『天井が高いことのメリットはわかりますが、デメリットは何ですか?』
『掃除が大変ですね。それから・・・・と・・。』 冷暖房のことや照明のことなどがでてきますね。
謙さんは、単なる憧れや感覚だけでのリビングの吹き抜けはあまり感心しません。
建築費や冷暖房費・光熱費などの生活コストの増加、二階部分の部屋の犠牲(狭くなる)にして、どれ位のメリットがるかを冷静に判断し、他に犠牲が及ばないかを工夫した方法をとることです。
また、リビングの吹き抜けは、階下の生活音や有毒ガス(臭気)を二階にストレートに運びますから要注意です。
高すぎる天井は精神の安定につながらないことも配慮すべきです。
◆玄関の吹き抜けは、住宅設計の妙味のひとつといえますが、無理なく自然な形でつくりたいですね。
特に注意しなければならないのは、『西日や南の直射』です。これが当たりますと、夏は玄関が温室みたいになってしまうことになります。また、通風のための開閉できる窓を忘れないことです。
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この回答の相談
「吹抜け」がある開放感のある家に住みたいと思っているのですが…。何か建てる際に、気をつけるべきポイントはありますか?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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