対象:住宅資金・住宅ローン
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栗本 大介
ファイナンシャルプランナー
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慎重に考えられるべきでしょう
mairyさん、はじめまして。
FPの栗本と申します。
住宅購入を考えられるお気持ちはよくわかりますが、ここは慎重に購入した場合のライフプランを試算してみる必要があると思います。
ご希望の物件(2960万円)を、ご両親からの援助200万円を頭金で購入すると借入は2760万円。現在の金利水準である3%だと、毎月返済額は25年返済で130,882円、30年返済で116,362円となります。
30年返済でしたら、数字上は現在の家賃+駐車場代とほぼ同額ですが、実際には「固定資産税」の負担や、管理費、駐車場代などもかかってくるかもしれません。
しかも、mairyさんの貯蓄150万円は諸経費などでほとんど使ってしまうことにもなりそうですから、かなり厳しい状態と言わざるをえないです。
そして、mairyさん自身もお考えのように、お子さんが誕生することによって、一時的にはmairyさんの収入が途絶えることもありえますし、今後の収入が減少する可能性もあります。
正直言って、不安な要素が多いのではないかと思います。
ちなみに、先ほど試算したローンの返済額113,200円を30年間返済すると、総支払額は約4075万円。
もし、今は住宅の購入を見送って、毎月の積立て(4万円)や、来年に終わる実家への援助(3万円)と車のローン(3.8万円)の合計額(10.8万円)から、少し頑張って月6万円ほどを住宅購入のために積み立てたとした場合、10年後には720万円+利息が頭金として使えます。
仮に同じ2960万円の物件を考えた場合、頭金は親の援助200万円を加えた920万円となりますから、借入が2040万円。3%、20年返済の場合で毎月返済額は113,137円。総返済額は2715万円となり、1360万円ほど少なくなりますよね。
「家賃が無駄」という気持ちもよくわかりますが、「多額のローンを組んだ場合の利息」も同じように、自分の資産とはならないものです。不安を抱えながら住宅購入に踏み切る前に、こういったことを一度整理されてみてはいかがでしょうか?
補足
再質問の回答が遅くなりまして失礼しました。
ローンの件ですが、「家賃を払い続けること」と「借入が多く、利息をたくさん支払うこと」を比べた場合に、結果としてどちらがお得になるのかは、正直言ってわかららないんです。
今後の金利動向や不動産価格、家賃相場がどうかわるかによって、まったく答えが違ってしまうわけですから。
ですから、説明する方の立場によって、数値のとらえ方が変わってしまう危険があります。
不動産会社の方に悪気があるとは思いませんが、「できれば家を買ってほしい」という立場なので、どうしても「家賃は無駄、早く買ったほうがいい」という説明になりがちなのです。ちなみに金融機関も同じ立場(家を買って、ローンを借りてほしい)です。
このこと自体は決して間違いではないのですが、将来、金利が大きく上昇して、住宅ローンが5%とか8%とかになれば「早く買っておく方がよかった」となりますし、金利がほとんど変わることなかったり、不動産価格が下落したりすれば「急いで買わなくてよかった」となるわけですから、2つの考え方をお持ちいただくことが大事だというわけです。
ちなみに、今回のケースでは、トータルの支払額以上に「住宅ローンを組んだ後の家計状況に不安がある」ことを重視して回答いたしました。
家を購入し、住宅ローンを組んでしまいますと、家計が苦しくなったときでもすぐに見直すことができませんが、賃貸だと、家賃の安い物件に引っ越すということが可能になる、ということです。
また出産の件ですが、出産(分娩)費用が概ね40万円程度、出産までの検査費用などが全部で10万円前後、あわせて50万円程度が目安ですね。ただし、健康保険から「出産育児一時金」が35万円ほど出ますから、実質の負担はそれほど多くないため、通常の貯金の範囲で賄われてる方が多いようです。
私の3人の子どものときもこの範囲の金額でおさまってましたよ。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
賃貸マンションに暮らしています。
家賃と駐車場代を考えると購入した方が良いと考え物件を探しています。
自己資金が少なく夫の年齢も気になり、
今後もし子供が出来た場合に生活が出来るのかが不安です… [続きを読む]
mairyさん (大阪府/31歳/女性)
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