対象:住宅設計・構造
弊社の標準仕様
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*まぶちさん@
まずは「雨の音」ですが、屋根材のガルバリウム商品として“遮音シート”が貼られているモノもありますし、板金屋さんに貼ってもらう方法があります。
その遮音シートは結局制震材と呼ばれるもので、音を響きにくくするモノです。
最近ではシンクの裏に貼られており、水栓から出る水の叩きつける音を低減させています。
やりようでは瓦よりも音がしなくなるケースもあるようです。
そして断熱のやり方ですが、効率の良い断熱材を用いることは当然ですが、「天井と屋根の間に外気の流れを作ってあげる」事が重要です。そうでないと熱はもちろん結露の原因にもなりますので注意が必要です。
弊社が勾配天井にする場合は仕上げにもよりますが、室内側から・・・
1:仕上げ材(石膏ボード・羽目板等) ※場合によっては化粧垂木
2:通気垂木(垂木間に断熱材(スタイロフォーム等)) ※写真参照
3:野地板(屋根下地)
4:仕上げ(ガルバリウム・瓦等)
一番重要なのが2です。
垂木の背(高さ)が断熱材の厚みのよりも倍ぐらいにしましょう。
そして軒天(外壁よりも出た屋根の裏側)から通気をします。
この方法は軒天の一般的な仕上げ材として「ケイカル板」と呼ばれるモノがあるのですが、その板を適度な間隔で穴の空いた「有孔ケイカル板」を用いるのです。
もしくは外壁側か屋根の先端と軒天との取り合いに通気用建材を用いてあげること。
詳しくは施工者に尋ねればすぐに返事があると思います。
最後に・・・
きちんと施工してあげれば音も遮熱もおそれることはありませんのでご安心ください!
補足
温度差が生じると発生します!
当然結露して、乾燥できないようであれば腐敗の進行は否めません。
しかも天井にシミができてくるでしょう。
ですので安易にこの施工方法はお勧めできません。
きちんと断熱施工に知識があることを確認してくださいね!
評価・お礼
まぶち さん
ありがとうございました。
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この回答の相談
グレー色ガルバニウム鋼板瓦棒葺きを提案されています。私たちは2階にLDKプラス和室にする予定です。
ガルバニウムだと、雨の音、断熱のやり方が重要だとここでもよく述べてありますが、どのように… [続きを読む]
まぶちさん (島根県/36歳/女性)
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