対象:住宅設計・構造
つながった空間を持つこと
二世帯住宅は、決まった形があるわけでは無いので、敷地条件、世帯の構成やライフスタイルあどのよって如何様にもプランニングできる住まいです。
それだけに、まず各々の世帯が住まいに対して明確な考えを持ち、その後二世帯ですりあわせていく作業を時間を掛けてまとめて行く必要があると思います。
思いつきで決めたり、面倒な話し合いを避けると、出来上がってから双方の世帯がストレスを抱えながら住み続けることになりかねません。
二世帯住宅として計画したのにメリットを享受できない家や、デメリットが目立ってしまい結局どちらかの世帯が出てしまった家などの例も結構あるようです。
それだけに二世帯が共有する部分は慎重にすべきです。
提案として、共有する部分と言うより、つながった空間を持つこをお勧めします。
例えば、中庭やルーフテラス、双方の玄関からつながった土間空間などです。
また、どちらかの住まいに、家族全員が集まれる場所があると、お正月やお盆、あるいは何かの記念日、あらたまった来客時などのハレの時にも有効に利用でき、家族のコミュニケーションも無理なくとれることと思います。
写真の住まいは2棟をバルコニーでつなぎ、庭と駐車場を共有した二世帯住宅です。
親世帯には10畳の客間と8畳の土間玄関を計画しました。この土間はちょっとした来客時の接客や学校帰りの孫たちがちょっと寄っておやつなどを食べたりするなど、多目的に利用されています。
アトリエ24・飯沼
参考コラム
http://profile.allabout.co.jp/pf/atelier24/column/detail/13402
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この回答の相談
二世帯住宅だからこそ、上手に共有したほうがよいスペースや設備があれば、教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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