対象:人材育成
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松山 淳
経営コンサルタント
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定量的・定性的効果、双方について考える!
社内研修での効果測定は、なかなか悩ましいものです。
まず・・・効果と言った時には、この二つがあります。
1)定量的効果
2)定性的効果
*1)定量的効果
定量的とは簡単に言えば「数値化」できることです。
営業部を対象に「セールス・スキル」に関する研修を行う。
その後、営業マンの売上実績を見る。
研修を境にして、売上が伸び、本人も「研修で学んだことが役にたった」
という認識を持ち、それを人事部(研修担当者)が把握できた場合、
研修は効果があったと言えます。
予備校に通っている学生が、短期集中コースの授業を受けた後に、
テストの点数があがることと似ています。
*2)定性的効果
ところが、研修には「意識改革」や「ヒューマン・スキル」など
人の態度や性格の変容を求めるものもあります。
「人間がどのように変わったか?」ということを数値化することは困難です。
そこで「ヒアリング」が基本になると思います。
「ヒアリング」は、「主観」「客観」双方行うことが基本です。
そして「研修直後」と「研修後間隔をおいて定期的」に行うことが大切です。
「主観」は本人に対して、「この研修をどう活かすか」また、
「その後、どのような変化があったか」と問い、答えを求めることです。
「インタビュー形式」と「レポート形式」があります。
「客観」は研修を受けた本人と一緒に働く人(同僚、上司、部下など)に、
その人がどのように変わったかを聞くことです。
「客観」では、質問項目をアンケート形式にして、
複数の人に尋ね、その結果を数値化することも可能だと思います。
*3)研修を成果を生かす方法について
字数の関係で詳細は省きますが・・・
「フォロー研修」をセットで必ず組むことが大事だと思います。
「研修の受けっぱなし」を回避するために、
数ヶ月後に職場でどれだけフィードバックできたのか、
その成果を問う「フォロー研修」を組み込むことで、
学習意識の低下を防ぐことができると思います。
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この回答の相談
社内研修を実施したのですが、効果が得られたのかどうか分かりません。研修後の効果はどう計れば良いのでしょうか。また、研修の成果を生かす方法を教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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