対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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第一種低層住宅専用地域は、最も日当たりのよい地域
コンベックスさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
第一種低層住宅専用地域は、全ての用途地域の中で、最も制限が厳しい、つまり最も日当たりの良い用途地域です。
周囲隣地は、仮に現在空き地だとしても、住宅を建てこれから何十年も住むことを考えれば、いずれは家が建つ可能性があり、建った状態で検討すべきです。(どの土地であっても)
そのように考えると、制限の厳しい第一種低層住宅専用地域といえども、1階が常に日当たりが良い敷地というのはありません。
日当たりだけを考えれば、南側接道の敷地の方が良いかもしれませんが、プライベートな庭をつくるには不向きだったり、一長一短です。
敷地の形状、向きにより、日当たりの良い場所、時間帯が変わってきます。
パブリックな居間や食堂にできるだけ長く日当たりを確保するには、パブリックエリアを2階にすることが考えられます。
このように、設計的な工夫で、より日当たりを良くすることができます。
間口8.5mで奥行きは16〜17mということですね。
一般に正方形の土地が好まれている傾向がありますが、むしろ少し長方形で細長く短辺が接道の方が、落ち着いた庭がとれ、良い家をつくりやすいです。
候補の土地は1:2に近く、とても良い形の土地と思います。
他の条件はわかりませんが、日照的には問題ないと考えます。
参考にしていただけましたでしょうか。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
土地購入について質問です。日当たりがとても心配です。
購入予定敷地
場所 県南
北西5.92m公道に隣接する
間口 8.5mの43坪 建ぺい率60%容積率150% 第一種低層住宅専用… [続きを読む]
コンベックスさん (千葉県/34歳/女性)
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