吠えてしまう犬について

私の犬の行動を分析する際の視点は常に同じです。

その行動でいいことが起きているか、嫌なことがなくなっているかです。

吠えているのは、「いいことが起きているか」「嫌なことがなくなっているか」のどちらかとまず考えることです。

いいことが起きているのか、嫌なことを無くしているのかは、ボディランゲージと前後に何が起きているかとで、おおよそは判断できます。

文面から察するに、知り合いにはしっぽを振るとありますので、そうでない人にはしっぽを振っていないのでしょう。

しっぽは下がっていませんか？
耳はどうですか？寝てはいませんか？
腰はどうですか、引けていませんか？
目つきはどうですか？緊張感を感じませんか？

もし、しっぽが下がり、耳が寝て、腰が引け、何となく緊張感漂う目つきなら、相手を嫌な存在と感じているのでしょう。

前後に起きていることはどうでしょう。
隣の人は散歩中の人は、吠えている間に、遠ざかったり、視界から消えませんか？

もしそうであれば、確実に「吠えることで、嫌な相手を追い払っている」行動となります。

結果的に嫌なことが無くなることで、その行動を高めている場合は、その嫌なことに慣らすことです。

まずは、頼める相手にはみんなフードをもらうことです。その時、犬の目を見ない、向き合わない、覆い被さらないなどの、注意を相手に伝えてください。

近づくと吠えついてフードを食べるどころで無ければ、吠えない距離からフードを投げてもらうことです。

そして、食べられる距離を少しずつ縮めてゆくことです。