対象:事業再生と承継・M&A
Re:新会社法の施行でM&Aが増加する?
個人的には会社法の施行がM&Aの件数を増加させる要因となっているとは思いません。
ただ会社組織の多様化と、定款による会社運営ルールが
詳細に決められるようになったことで、企業の意思決定が迅速に行われるようになったことが多少が寄与していると言えなくもありません。
敵対的買収は少なくとも当該会社の株式を所有している人に株式の売却の意思がなければ成立しません。ということで株式市場に過半数の株式を流通させていて、かつ安定株主が存在しない公開会社にとって敵対的買収は脅威です。
また、非公開会社であっても、株式の譲渡制限がない会社は株式の売買は市場を通さず自由にできるので、その気になれば敵対的買収の対象となり得ます。現実的にはそういう事例は少ないですが。。。
株式の譲渡制限がある会社は、既存の株主が株式を売却する際、あらかじめ取締役会等の承認を得る必要があり、敵対的買収であれば、承認を得られることはまれでしょうから、敵対的買収は成立しにくいと言えます。
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この回答の相談
新会社法の施行により、M&Aが大幅に増加するといわれていますが、それはなぜなのでしょうか?また、株式公開していない会社であっても、敵対的買収などで会社を乗っ取られてしまう可能性はあるのでしょうか?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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