対象:新築工事・施工
隣地の土留め
スタジオドゥカの畔柳です。
万年塀の安全性につきましては、他の方からの御説明がありますので、それについては割愛します。
気になるのは、ご自分の敷地内の塀が隣地の1メートル(程度)の土留めになっている、という部分です。
普通の考え方として、自分の敷地が接する隣地や道路より高い場合、その擁壁/土留めは、自分の敷地内に、自分の所有物として設置されているものです。
敷地内の土が流れていかないようにするのは、その土のある敷地側の責任です。
つまり、隣地の方の土は、隣地の方がご自分の敷地内に土留め/擁壁を設置してその安全を担保するものです。
なぜなら、自分の土地の安全性を隣地の塀に頼るのでは、安全を担保できないからです。
自分の安全を自分で守ることができない、ということになります。
なぜ、うす31さんの敷地内の万年塀が隣地の1メートル(程度)の土留めの役割を果たすことになったのか、その経緯はわかりませんが、土地をご購入される時、その点について、不動産業者から説明はありませんでしたでしょうか?今一度、不動産業者に問い合わせをなさるのもいいかもしれません。
もし、その万年塀を作り変え、安全なものに知るということをお考えなら、
まずは、
1)その土留めの位置を隣地の中に移動すること、
および、
2)その費用は隣地の所有者の方に負担していただくこと
なども念頭に、今一度、これからのことをお考えになることをお勧めします。
回答専門家
- 畔柳 美知子
- ( 東京都 / 建築家 )
- スタジオドゥカ建築設計室 管理建築士
時の変化を受け入れる揺るがない空間を
住宅/建築は、完成した瞬間から時の流れを受け、変化し、やがてオーナーのかけがえのない空間として熟成してゆきます。その為の空間を作るのが私の仕事です。また、特に、犬と暮らす住まいのアイデアをご提供しています。
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