RE:愛猫の転嫁攻撃性
ペット行動コンサルタントSENDAの動物行動専門の獣医師の千田純子です。
猫の転嫁性攻撃は、手加減をしないので、とても危険です。
近所の猫が見えないように目隠しをしたり、夜や、来客中はケージ飼いをする方法もあります。
とりあえず、攻撃行動が出ないように、出たとしても人間に被害が出ないように対応しながら、甲状腺機能亢進症などのような病気の可能性もありますので、病院で健康診断を受けることもお勧めします。
抗不安剤も量を加減しながら与えますので、副作用に注意しながら投与していくこともできるでしょう。
ただ、猫は犬よりも副作用が出やすい傾向がありますので、当方では、バッチフラワーを使って不安傾向を下げていくようにしています。
もっとも注意しなければいけないのは、人間が攻撃された時に、猫に体罰を与えてしまうことです。人間が猫に体罰を与えると、転嫁性の攻撃ではなく、人に対する恐怖性の攻撃に変わりますので、近所の猫が近づかなくても人に対する攻撃行動が出るようになります。
悪化しないうちに早急に専門家に相談することをお勧めします。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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