好き嫌いの感覚に、あえて敏感になってみてください
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カウンセラーの田尻と申します。
>私は一体どういう状態なのでしょうか。
>改善策はみつかるのでしょうか。
はい、一般的な傾向として、お伝えさせていただきます。
ランダムさんのようなお悩みを持つ方の多くは、他人のことだけでなく物事の好き嫌いが全般的に曖昧になっている傾向があるようです。
またそうした方は「嫌い」と感じることを悪いことであるとして、そのような感情を抑圧する傾向もあるようです。
ですから好きなことが見つからないということは、もしかしたら好き嫌いの感覚自体が曖昧になっていらっしゃるのかもしれません。
この点を改善するためには、日常生活全般に対して、ご自身の好き嫌いの感覚に敏感になってみることが有効です。
そうすればたとえ好きと言う感情だけはでなく、嫌いという心地良くない感情を感じる機会も同時に増えたとしても、これまでよりも日常生活が生き生きとして感じられるはずです。
>きっかけは彼氏ができたことだと思います。
>彼氏は趣味も興味もたくさんあり、友人も多いです。子供のときの楽しかった記憶などもたくさん話してくれます。
>とても羨ましく思いますが、同時に苦しくもなります。
こちらは「羨望」と呼ばれる心理の働きによる作用と考えられます。
羨ましいという感情自体あまり心地良くないものですが、ランダムさんの場合、それに加えて無意識に競争意識を感じ、そのため今の状態から脱するために「頑張らねば」と思ってしまうのではないでしょうか。
こうした競争意識は、ビジネスの場などでは大いに役立つことも多いのですが、あれもこれも頑張らねばとなってしまうと、それだけで疲れてしまいます。
最後にこうした心理の背後には、物事を常に他人と比較する傾向や、他者評価に非常に敏感な傾向が潜んでいることがよくあります。
ですから、これらに心当たりがあるようでしたら、まずは他人の評価、特にネガティブな評価を気にし過ぎないようにすると共に、反対に褒められた時には真に受ける癖を付けてみることをお勧めします。
(おそらくこれまでは、ネガティブな評価の方を信じる傾向があったのではないでしょうか)
そうすれば徐々に自信がつき、それに伴い、これまで気にしていたことがさほど気にならなくなることで、会話など人付き合い自体を楽しめるようにさえなっていきます。
以上、何かのお役立てますと幸いです。
評価・お礼
ランダム さん
2016/11/30 08:40
田尻さま
回答ありがとうございます。
先生が教えてくださった2つのこと心がけてみようと思います。気持ちが焦ってしまいますが、時間がかかっても治したいと思います。
また、先生が指摘してくださった競争意識について、心当たりがありました。ここに書かせて頂こうと思ったのですが、文字数が多くなってしまったので、改めて質問させて頂きます。
ありがとうございました。
回答専門家
- 田尻 健二
- ( 東京都 / 心理カウンセラー )
- 心理カウンセラー・産業カウンセラー・夢分析家
お望みの人生の変化への効果的なお手伝いが私の仕事です
お客様のお悩みの解決や心理的な苦痛の解消・軽減のお手伝いだけでなく、お客様が望まれる人生の変化への効果的なお手伝いができたり希望を持っていただけるようなカウンセラーでありたいと思っています。専門領域は自己愛です。
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