対象:お金と資産の運用
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商品選択の考え方とFP業界の現状をお伝えします
のぼりと様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
将来の備えとして、お金の運用を考えるなら、変額保険の他に個人型確定拠出年金や一般的な投資信託の利用も考えられます。
変額保険は、投資信託を保険の衣(ころも)でくるんだような商品です。
保険商品なので、死亡保障、高度障害保障が付帯します。
変額保険は、税金の取扱いで保険特有のメリットが出るケースがありますが、生命保険の機能が不要であれば、確かに選択を間違えた可能性はありますね。
ちなみに、FP業界の現状をお伝えすると、2015年から保険募集の業務に関して、大きなルール改正が行われています。
それまでは、「委託型募集人」といって、保険代理店とは雇用関係を持たずに保険の募集活動をしていたFPが多く、日本FP協会のアンケート調査によれば、会員FPのうち約3割が、この「委託型募集人」の登録をしていたとのこと。
ところが、法令改正により2015年から「委託型募集人」は廃止となり、保険代理店と「雇用契約」を結ばなければ、これまでと同様の活動はできないことになりました。
業界内では、激震といわれた程の変化で、これによりFP業を廃業した人も少なくありません。
「雇用契約」を結べば、必然的に営業ノルマも出てきます。
一般生活者の方は、上のようなルール改正はご存知ないことが普通ですが、お金の相談相手を選ぶ際に、保険商品の営業ノルマの有無は重要です。
もちろん、そういった前提があっても、親身にアドバイスしてくれるFPは存在します。
ただ、営業ノルマに追われて無理が生じているケースも少なくないのではとの懸念はあります。
私自身も、かつては「委託型募集人」の登録をしていて、現在はどの保険代理店とも雇用関係のない、独立系FPとして活動していますが、今後は、相談無料または格安の保険専門FPと、有料相談が前提の独立系FPに二極化していくのではないかとみています。
今後、FP相談を検討されている方は、ミスマッチが起きないよう、そのFPの得意分野や立場などをよく確認した上で相談をスタートさせた方がよいと思います。
解約と新たな商品について、あらためてFPに相談する際は、上の知識が役立つと思い書かせていただきました。
ご参考にしていただけると幸いです。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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のぼりとさん (新潟県/33歳/女性)
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