健康第一でじっくりと今後の仕事人生を熟考されては如何。

バーンズ様
カウンセラーの笹木と申します。

どうぞ宜しくお願いします。
中途採用の場合、採用条件(職務内容等)と能力がマッチングしない問題が出てくる可能性があり慎重な必要だと思います。
１．現状と経緯
　理系院修了で最初に勤めた一社目は研究職として3年弱勤務後、体調不良により退職、2社　目は知財系職として現在4か月在職中。知財の仕事に興味が持てず、上司のやり方にもあわ　ず、胃炎になる始末で、転職したいと考えている。

２．就業上の問題点と確認事項
１）現職は大学院修士課程修了生として給料等処遇されていますか。院卒から専門性の少な
　　い一般的な職種への転職は給料大幅ダウンなる可能がありますが如何。
２）2回の転職理由は上司と人間関係が悪化し、健康上の理由で辞める事になった為です。　　　現職を辞めることは確定ではない。何故現職（知財）を選択されましたか。
３）考えてもわからないとあせる。上司にこいつは駄目だなと思われているのではないかと思　　うと辞めたいと思ってしまう。→この考えは被害者意識が強いと思います。
　　上司との日頃のコミュニケーションについて見直しは考えられないでしょうか。
４）研究職で3年弱勤務されていましたが、どんな時に達成感がありましたか。
　　院ではどんな　学生生活を過ごされましたでしょうか。

３．転職に関する検討事項、
１）理系だが事務職に就きたい。理由は確実に出来ることが多く、会社に貢献出来ると思うか　　ら。→確実に出来ることが多いとは？会社に貢献出来るとは？大切なのは担当する仕事が　　好きか否か、関心があるか否かだと思いますが如何。
２）研究や知財は給料は良いが、発想力の必要な仕事は自分に向かない。
　→事務職でも企画力、発想力が必要な場面は出てくると思います。
３）事務職を選択した場合、単純な業務ではなく将来的には経理、財務等専門職を志向されて
　　おられると想像していますが如何。

４.ご質問に対する回答
１）短期間での転職→採用する立場から見ると経験が少ない事、会社に長く定着しない人と見　　なす傾向があります。
２）未経験分野への転職→20代前半であればポテンショナル採用の可能性がありですが30代　　では何らかの知識や経験が必要と思いま。
３）無資格だと難しいでしょうか。→専門分野の場合、出来れば資格を取りたいですね。
４） 転職理由は仕事への適性がないということでも通用しますでしょうか。→事実であれば　　その旨説明すべきでしょう。新たな応募先から、何故応募したか理由を問われるます。

５。今後の進め方
1)大学院の指導教授や就職課に適性や関連職務の求人について相談されては如何。
2)事例をご紹介しますので参照願います。
　以前、国立大理系卒20代男性に一部上場自動車部品の営業職に推薦しましたが不合格にな　りました。学歴は良くても仕事が務まらないと判断されたのです。
　また理系院卒20代女性は修了時、希望により事務職系職場に配属されましたが、仕事をし　ても男性に実績を取られる悔しさを感じたとのです。男性中心の会社を辞めようと一時考え　ました。家族等と相談の結果、直ぐに辞めるのではなく勉強して力をつけて評価を待つこと　にしました。実力をつければ転職の可能性が高くなります。対応策として放送大学で認定心　理士の資格を取る為の勉強(所定の単位を取得し、日本心理学学会の認定を受ける。)をされ　ています。この際事務系に転職するするためには
３）自分の出来る仕事をこなして給料を頂きたいと思う。 言われた書類を作成するには
　スピード感を持って出来、事務職に向くと思う。→出来ればそう評価されたいです。　
　現職では胃炎等健康問題があり、いつまで勤務できるか心配です。
　無理がない範囲で今後の働き方を検討されては如何。
　まずは何をやりたいか、何が出来るかを整理して下さい。
　資格取得の為勉強を教科書、参考書を読む。専門学校に通う。放送大学で関連科目を学ぶ
　、3年次編入も検討して下さい。
　最悪退職した場合、ハローワークで勉強すれば短期間で実務能力が高まります。
　健康第一で、じっくりと今後の仕事人生を熟考されるよう期待します。