対象:住宅設計・構造
設計監理の費用
横浜の設計事務所です。
昔ながらの総工費の何%と言うのは算出方法は料率方式と言って、おっしゃる通り矛盾が生じます。
ですので、最近は国交省告示15号という方式があります。
http://www.mlit.go.jp/common/000048579.pdf
これは実際に設計・監理にかかる時間数を建築の種類や規模によって算出し、それに時間単価を掛け算したものを直接人件費とし、直接人件費の何%かを経費(直接経費と間接経費)として加え、さらに技術料を同じように直接人件費から算出して加えたものを設計・監理費用とするものです。
直接経費とはその物件にかかる経費で間接経費とは事務所維持費用です。
経費と技術料の%は事務所によって違うので、それぞれの事務所で決める事ができます。
(事務所規模や設計技術内容の違い)
時間数は、告示15号に標準時間数が提示されています。
時間単価は技術者の経験内容によって決められます。
私の事務所を例にすれば、時間単価は2500円、経費30%、技術料15%で計算します。
時間数は、木造の場合告示15号の別表14、RCは別表13で算出したものを標準とします。
表にない床面積の大きさは適当に按分します。
試しに計算してみて下さい。
<あーす・わーくす http://office-ew.com >
補足
http://www.njr.or.jp/m01/09/090907/04.pdf
こちらのリンクの方が軽いです。
経費は告示の中では1.0(100%)となっていますが、その後の補足で実際の状況と違っている場合は調整するとなっています。
私の事務所の規模で木造戸建て住宅であればこの程度で充分です。
回答専門家
- 小松原 敬
- ( 神奈川県 / 建築家 )
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
富士北山の木で家を建てませんか
富士の裾野で育った産地直送の天然乾燥無垢材を使って、エコで健康的な家造りをしませんか。無垢材対応金物工法・特殊ビスによる5倍耐力壁で、耐震等級3でありながら風と光が通る大開口をもつパッシブデザインの家がリーズナブルに建てられます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
都内で小さな一軒家を建てようと計画しています.大手ハウスメーカーではなく,個人設計事務所に依頼して地元工務店に建ててもらおうと思っていますが,設計費用に疑問があります.たいていの場合 総工費の1… [続きを読む]
でぃーえむさん (東京都/51歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A