対象:独立開業
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中島 秀彰
財務コンサルタント
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ネットショップの開業について
『一度帰国してしまうと、再度イタリアに行って商談する費用も時間も結構かかりますので、
イタリアに住んでいる間に色々な問題をクリアしておくことが、後々の開業後の事業を
スムーズに運営していくためにも非常に大切になります。
イタリアに住んでいる間にやらなければいけない事項としては、
1.取引先の決定
値段は多少高くても、信頼できる業 者を選んだ方がトータルコストは安くつきます。
2.購入する商品、価格の決定
価格は最低購買数量等によって変わりますので事前に開業後の販売計画を作り、
販売数量の根拠を示すことができれば価格の交渉がスムーズにいく可能性が高まります。
3.取引通貨の決定
ユーロで支払うのか、円で支払うのか。ただ、円での支払いを認めてくれる先はなかなか
ないと思いますので、ユーロでの支払いになると思います。
4.現地取引銀行の決定
ユーロでの支払いとなった場合、現地の銀行にユーロ口座を開設し、
日本からインターネットバンキングを使って振込ができると、日本の銀行と比べて送金手数料が
かなり安 くなると思います。
ただし、法人を設立して開業される場合は、現地の銀行口座開設はなかなか難しいかもしれませ
ん。
以上のようなことが考えられます。
また日本での販売先等についてもご相談に乗ることも可能です。
是非上手くビジネスがスタートできるように頑張ってください。
補足
4.現地の取引銀行の決定について補足致します。
海外取引においては、Invoice Dateから○○日での支払等と取り決めることが多いですが、
小売業は、仕入れた商品を販売して現金化できるまでの期間が仕入れた商品の代金支払までの期間に比べて長くなることが多いので、どうしても資金が足りなくなる傾向にありますし、開業時には商品を在庫するための資金も必要となります。
そういった資金は、自己資金または借入金によって賄うことになります。
初めの交渉で支払をなるべく先に延ばしてもらうように交渉することが肝要になります。
ただし、新規の取引先にいきなり有利な支払条件を提示してくれる取引先は皆無に近いので、粘り強い交渉が必要 でしょう。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在、イタリアに在住中の者です。
こちらのワイン、ビール又食材等を専門としたインターネットショップを開きたいと考えているのですが、酒類販売に関しては通信販売酒類小売業免許が必… [続きを読む]
Ami0924さん (東京都/33歳/女性)
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