目的に合った選択を - 専門家回答 - 専門家プロファイル

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。
小川 正之

小川 正之
ファイナンシャルアドバイザー

4 good

目的に合った選択を

2015/12/15 17:28
(
5.0
)

始璄様

はじめまして。
私、マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社の小川正之と申します。

死亡保障を目的とせず、あくまで老後資金準備を目的とした資産運用というお考えであれば、他の方法をお考えになった方が良いと思います(ユニットリンクは解約控除も考慮しなければいけませんが、お考えに合っていないのであれば解約でも良いと思います)。
そのFPは保険の代理店か何かで、保険を販売することで収入を得ているのだと思います。ライフプランにおけるどのような目的でも保険商品しか選択肢として考えられないのかもしれません。都合の良い説明をしているようにも感じます。保険関係費用や運用関係費用を考えますと、決して優れた管理・運用とは言えません。“利回り7%”というのも確実ではありません(楽観的過ぎます)のでご注意ください。

始璄様の選択肢(方法・手段)は保険商品だけではありません。お考えの通り、ご自身で投資信託を積み立てた方が低コストで効率の良い管理・運用が可能です。将来の相場環境を正確に予測して運用するのはプロでも難しいことですが、なるべく低コストの方法を考えて選択することは誰にでもできることです。費用も運用成果に影響をを抑えますので、費用はできるだけ抑えた方が効率が良いです。
“インデックスの積み立て程度”と仰いますが、実はそれはとても賢い方法です。インデックス投信にはノーロード(購入手数料なし)で信託報酬(運用期間中の費用)も安いものが多いです。NISA(少額投資非課税制度)の活用も検討されると良いと思います。利益に対する税金が非課税になります。
また、老後資金準備ということでしたら確定拠出年金も検討の余地があります。既に勤務先で加入中でしたら申し訳ありません(また、勤務先の企業年金制度の状況によっては加入者になれない可能性もあるので確認が必要です)。確定拠出年金を活用しますと、掛金の全額が所得控除となりますので、保険商品よりも節税効果が高いです。運用期間中の運用益も非課税で、将来受け取る際にも税制優遇(退職所得控除など)があります。運用商品も商品ラインナップの中で自由に設計できますので、インデックスの積み立ても可能です。

上記は一例ですが、一つの情報としてお役立ていただければ幸いです。
老後資金準備以外の資金計画も含めたライフプランを確り立てて、始璄様のご意向に合った方法をお考えいただければと思います。
ご質問やご相談等がございましたらお気軽にお申し付けください。

マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社
小川 正之

老後資金
NISA
投資信託
保険
確定拠出年金

評価・お礼

始璄 さん

2015/12/16 15:32

回答ありがとうございます。
他の資産運用についてもご提案、ありがとうございます。
前向きに考えてみようと思います。

ユニットリンクは、10年で払済にするので、
保険料は今ある貯蓄の余裕資金から出すつもりで、
最悪でも、運用結果はゼロにはならない、とデメリットも考えたつもりでした。
その上で、利回り7%というのを信じる根拠はなかったのですが、
FPから、特別勘定の配分、スイッチングは(無料で)アドバイスしてもらえる、
とのことだったので、素人の私が運用するよりは、
運用成績はいいだろう、という期待がありました。

解約する方に傾いているのですが、
私が必要としていない保障に、費用がかかっていることが分かっていながら、
解約に踏み切れずにいるのは、
自分自身で360万円を、7%運用時の780万円とまでは行かなくても、
500万や600万に増やせる自信がないからだと思います。

それでも、やはり、解約する方がメリットが大きいでしょうか?

小川 正之

小川 正之

2015/12/16 20:36

始璄 様 

この度は、コメントと評価をいただき、誠にありがとうございます。

最終的に判断するのは始璄様です。色々な方からのアドバイスも参考にしながら、ご自身にとってどのような選択が良いかお考えいただければと思います。

死亡保険金には最低保証がありますが、満期保険金や解約返戻金には最低保証がありません。当然のことながら最終的に損をする可能性もあります。“死亡保障を準備しながら特別勘定で運用したい”というお考えであれば良いと思いますが、老後資金準備のための資産運用としてお考えであれば見直すのも一考です。
ユニットリンクを資産運用として考えますと、国内外の株式や債券等に分散投資ができますし、毎月の積み立て投資(ドルコスト平均法)でリスクを抑えることも可能です。しかしながら、それはユニットリンクじゃなくてもできることです(始璄様がお考えのインデックスファンドの積み立てなど、ユニットリンク以外にも選択肢はあります)。“無料でアドバイスしてもらえる”と仰いますが、各種費用などが積立金額から引かれています。保険会社にも(おそらくFPにも)十分な報酬を払っていると思います。なるべく費用を抑えて管理・運用をした方が賢い方法だと私は思います。

以上、あくまで一つの考え方としてご参考までにお役立ていただければ幸いです。ライフプランを確りと立てた上で、始璄様のお考えに合わせた、意味のある資産運用をしていただければと思います。

(現在のポイント:1pt このQ&Aは、役に立った!

この回答の相談

アクサのユニットリンク、解約した方がいいでしょうか?

マネー お金と資産の運用 2015/12/13 00:21

40代、独身女性です。
とあるFPに勧められ、数か月前に、老後資金の一部として、
アクサ生命のユニットリンク保険に入りました。
保険料 月3万円、75歳満期の契約ですが、1… [続きを読む]

始璄さん (大阪府/43歳/女性)

このQ&Aの回答

目的が貯蓄ならば・・・ 釜口 博(ファイナンシャルプランナー) 2015/12/13 11:14

このQ&Aに類似したQ&A

アクサ生命のユニットリンクの解約について はやぎりさん  2022-01-16 14:48 回答3件
アクサ生命のユニットリンクについて datemoriさん  2015-04-14 10:50 回答4件
ユニットリンクとイデコ yunico56さん  2018-06-19 10:39 回答1件
資産運用について よしらんさん  2019-04-01 23:38 回答2件
ユニットリンク保険への切り替えについて S.Nさん  2016-04-25 05:28 回答2件