アドバイザーと金融商品について。 - 専門家回答 - 専門家プロファイル

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小川 正之

小川 正之
ファイナンシャルアドバイザー

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アドバイザーと金融商品について。

2015/11/18 12:28
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4.0
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がっちゃん0477様

はじめまして。
私、ネーアドバイザーズトウキョウ株式会社の小川正之と申します。

FPにも色々な人がいます。保険の代理店や証券の仲介業などをしているFPも少なくはありません(相談料が無料のFPに多い気がします)。がっちゃん0477様が相談しているFPは保険の代理店をしていて、その契約によって手数料収入を得ているのだと思います。それが悪いわけではありませんが、提案内容が保険商品に偏り過ぎていると感じます。

死亡保障を準備するのであれば一時払終身保険も良いと思いますが、老後資金準備やインフレ対策としての資産運用であれば他の選択肢も検討の余地があります。例えば、外貨建て(米ドル建て、豪ドル建て)であれば、保険ではなく単純に債券(5年満期や10年満期など)を買った方が運用コストを抑えることが可能ですし利回りも向上する可能性があります(保険商品は内部で結構高い費用が引かれます)。
相談中のFPに小規模企業共済や確定拠出年金の質問をしたらどのようなアドバイスがあるのかは分かりませんが、聞いてみてはいかがでしょうか?

老後資金準備ということであれば、私は「確定拠出年金(個人型)」が良いと思います。まだお若いですしご自身のご意向(目標金額やリスク許容度)に合わせた管理・運用ができる確定拠出年金の方が良いのでは…と考えましたが、お考えに合う制度を活用するのが望ましいので一概には言えません。
確定拠出年金は、掛金が全額所得控除になる節税メリットがありますが、メリットはそれだけではありません。元本確保型商品(定期預金など)や投資信託等の商品ラインナップの中で自由に設計できますし、運用益は非課税です(確定拠出年金内で何度売買をしても非課税ですのでNISAよりも優れていると思います)。外国株式や外国債券に投資をする投資信託もあり、インフレ対策も可能です。しかしながら、確定拠出年金ですと500万円~1,000万円を一括で投資することはできず、あくまで毎月の積み立てになります。第1号被保険者(国民年金)ということでしたら、ご夫婦ともに月68,000円が上限です(途中で金額を変更することもできます)。もう一つのご注意点は、個人型確定拠出年金には口座管理料の負担があります。金融機関(運営管理機関)によって、口座管理料や商品ラインナップが異なりますので、加入する際には金融機関選びも重要なポイントです。

ご相談者様の立場でアドバイスをしてくれるFPもたくさんいます。いんなFPに会ってみるのも一考です。大切なライフプランについての相談をするわけですので、相談相手は慎重に選んだ方が良いと思いますし、がっちゃん0477様が信頼できて安心できる人を見付けてください。探し方についての明確な回答ができず、申し訳ありません。

ちなみに、弊社の相談料は有料です。多くの選択肢の中からご相談者様にとって本当にベストだと思われるアドバイスを提供するために、金融商品の販売や仲介は一切していません。ご興味がありましたらホームページ等をご確認いただければ幸いです。また、ご質問等がございましたら、お気軽にお申し付けください。よろしくお願い致します。

以上、一般的な情報や簡単な説明のみになってしまいましたが、お役立ていただければ幸いです。

マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社
小川 正之

インフレ
確定拠出年金
ライフプラン

評価・お礼

がっちゃん0477 さん

2015/11/28 00:35

詳しく、丁寧にありがとうございました。
小規模企業共済のことはあまりご存じなかったようで、私の方が知っていました・・・。
確定拠出年金はすすめないと言われました。確定拠出年金しているようなものだから、おすすめはユニットリンクだと。
色々、下調べをして上で、個人事業主なら、まずこちらを始めた方がいいのかなあと思っていただけに、この先相談するのが不安になりました。

小川 正之

小川 正之

2015/11/30 09:38

がっちゃん0477 様  

この度は、コメントと評価をいただき、誠にありがとうございます。

確定拠出年金と個人年金保険(ユニットリンク)は、老後資金準備を目的としている点は同じかもしれませんが、仕組みや特徴は異なります。所得控除の金額(上限)や、受け取る際の税制も違います。
がっちゃん0477様のお考えの通り、まずは確定拠出年金(上限63,000円/月)を優先的に活用した方が良いと思います。(そのFPの方はどうしても保険を販売したいのかもしれませんが…当然のことながら、がっちゃん0477様やご主人様にとってベストだと思う方法を考えた方が良いです。)
http://dcnenkin.jp/

まずはライフプラン・資金計画を確りと立てて、ご自身に合った制度や商品を選択いただければと思います。

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この回答の相談

お金を守り、増やすには?

マネー お金と資産の運用 2015/11/18 02:38

39歳、個人事業主の夫をもつ、専業主婦です。医療保険、生命保険に加入するために、無料相談のFPさんに相談中です。夫には持病があり、通常の生命保険は難しく、加入に制限あります。
今ある程度貯めた貯蓄… [続きを読む]

がっちゃん0477さん (東京都/35歳/女性)

このQ&Aの回答

もう少し広い視野、多角的視点から捉えてみましょう。 大間 武(ファイナンシャルプランナー) 2015/11/18 03:23
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