対象:住宅・不動産トラブル
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回答させていただきます。
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はじめまして。
不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
契約書類には、境界塀についての記載は全く無かったということで良いでしょうか?
境界塀については、所有者やその取り扱い(現状引渡しなのか?解体撤去なのか?など)について、
契約書類に明記しているのがベストであると私は思いますが、記載していない契約書類も散見されます。
そもそも、契約書類に境界塀についての記載の義務はないため、特段の取り決め事項などがなければ、
実務上触れられることも無くそのまま引渡しとなることが多いようです。
境界塀についての記載が全くないのであれば、その取り扱いについて売主・買主の話し合いで決めることになりますが、
売主様には撤去義務は無く、もともと撤去するつもりはなかったということですので、そのまま引渡しとなるかと思います。
ここからは、余談ですが、
最終的にsykmamaのほうで境界塀のやりかえなどを行う場合には、
境界塀の所有はどちらにあるのかを確認したうえで行われるのが賢明です。
境界塀は、その所有や設置位置についてハッキリしていないと、後々トラブルになるケースが有り、
自分の敷地内にあるのに隣の人が所有権を主張してきたり、隣接地との共同所有のため、
承諾を得られずにやりかえようとしてもできないなど、境界塀は隠れたトラブルを抱えていることが有ります。
また、今回の契約で残念なのは、現状引渡しになるにせよ、不動産仲介業者が気を回して、
売主様に確認のうえ、契約書類に明記するのがあるべき姿であったかとは思います。
以上、ご参考になりましたでしょうか。
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也
評価・お礼
sykmama さん
2015/09/19 17:46
藤森様
お礼が遅くなりました。的確なご回答と『余談』大変参考になりました。
若干、そこまで気がつかないで契約したことにすっきりしませんが、どういうことなのとという事がわかりました。
お忙しいところありがとうございました。
回答専門家
- 藤森 哲也
- ( 不動産コンサルタント )
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
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