経済的には１．暮らし心地では２．

住み替えの検討は悩みますよね。
わたし自身の経験と、とても近いので参考になればと思います。

経済的には１．の方が良いでしょう。
暮らし心地といった定量的でない部分を重視するのであれば２．になります。

ファイナンシャルプランナーは、検討しているプランを、シュミレーションをして、ご質問の中にもありますように、大局的にみてと、期間軸（現在から老後まで）という観点で、どこに問題点があるか、どうすれば解決できるかを探してアドバイスをするのがお仕事です。

１．現居住のマンションを１０００万円かけてリノベーションし、住み続ける

教育・生活環境も良く、交通・買物も至便な地域ながらも、間取りの使い勝手の悪さや多少手狭感を感じているとのことですので、リノベーションによって、住み心地が改善されます。
さらに、マンションの価値が上がりますので、将来やっぱり売却しようとしたときにも、評価額の増額が望めますし、同じマンションで売り物件が出たときにも、先に購入希望者が見つかるでしょう。

しかしながら、私のとった選択は、
２．土地３０００万円、建物３０００万円で、同区内の利便性が多少落ちる地域に、注文住宅を建てる。
でした。

最初に検討したのは
中古マンション・住宅をリノベーション、注文住宅でした。

私の場合のきっかけは、教育・生活環境も良く、交通・買物も至便な地域ではありましたが、子ども（男児）が3歳になるころで、走り回ったりして特に下の階への気兼ね、（苦情がきたことも・・・）がありました。

その時に一番考慮したのが、借入金利と割安物件です。
金利は、同じ銀行でも支店によって優遇キャンペーンがあったりしますので、それまでは取引がありませんでしたが一番有利な銀行を選びました。
土地は、いくつかの不動産屋さんに希望を伝えて、特に情報誌、情報サイトに掲載する前の物件を中心に見て回りました。
そこで出会った不動産屋さんに、いくつかのお得な情報を教えてもらいました。

１．仲介物件は値引きできないけど、自社物件は値引きできる
手数料は、売り手側３％、買い手側３％となっているので自社物件であれば６％となるので、若干利益を圧縮しても販売したいため

２．土地の形状によって同じ面積でも安くなる
旗竿物件と呼ばれる土地の形状で道路に面している面を通路や駐車場として利用する

３．災害に対して
川が近くにないことは、地図を見ればすぐにわかりますが、もともとあった川を地下に流して暗渠となっている場合は、地図を見ても現地を見てもなかなかわかりません。そこでハザードマップをみて、地震、水災のリスクを調べました。

このようにして、割安と思える土地と出会えたことで、一気に一戸建てに傾きました。
結局、注文住宅のハウスメーカーも、有利な金利の銀行も、この不動産屋さんが探してくれたので、注文住宅にしました。
親切な不動産屋さんとの出会いが一番のポイントだったかも（笑）

さて、それから8年が経ちましたが、やっぱりあの時の選択は良かったと思っています。
今は、地域の方々との交流もあり、「子どもがここで育ってよかった」と思えるような所に暮らせていると思っています。

ご参考になれば幸いです