老犬の夏の散歩
- (
- 5.0
- )
ペット行動コンサルタントSENDAの千田純子です。
私の住んでいる千葉でもまだ30度越えをしています。朝は道路もまだ涼しくて良いのですが、夕方はアスファルトが焼けていて、日が落ちてもまだアスファルトは熱を持っています。
我が家の散歩は日没前後でないと、アスファルトの照り返しで暑くて散歩ができません。
サトウ9447さんのワンちゃんの場合、朝は散歩を喜んでいるということですから、夕方はまだ地面が暑くて散歩が辛いのではないでしょうか?人間は靴を履いていて、まだ2本足で立って散歩をするので気付きませんが、靴を履かず、4本足で歩く動物には、熱せられた地面の上を歩くのはとても辛いことです。
飼い主さんには、裸足で四つん這いになってくださいとは言えませんが、出かける時に一度素手で道路を触ってみて、熱くないかどうか確認してから出かけてみてください。健康診断もして、体に異常がないことを確認していらっしゃるようなので、ワンちゃんがあなたに自分の意思や要求をきちんと伝えられていて、あなたとコミュニケーションができているということだと思います。
サトウ9447さんのワンちゃんは、そんなに心配してもらって幸せですね。飼い主さんが日常生活に困るような問題行動がある場合は、早急に対応する必要がありますが、ワンちゃんは100%飼い主の言うようになるわけではありません。ワンちゃんの要求や生活に人間が合わせてあげることも大切です。特に老犬の場合は、環境に適応できにくくなっていますので、飼い主さんの方がワンちゃんに生活を合わせる工夫をしてみてください。
評価・お礼
サトウ9447 さん
2015/08/20 08:08回答ありがとうございます、最近はいくらか涼しくなってきて夕方になると先日の猛暑日の夕方とはだいぶ違い歩き安くはなってきているはずなのですが、やはり拒否されてしまいます。そして車の方へ行ってしまうか自宅に入りたがります。先生がおっしゃる通り色々な原因が考えられますね、身体の問題や精神的な問題、長年一緒にいるからこそ解る所と解らないとこがあって、、でもコミュニケーションがちゃんと取れていますねとおっしゃって頂き何となくホッとしました、ありがとうございます。
千田 純子
2015/08/20 08:29
早速のご返事ありがとうございます。
涼しくなってきても、やはり散歩を嫌がる場合は、暑さ以外の原因が考えられます。14歳ぐらいになると、視力や聴力が弱ってくるため、外の環境が今までと違うように感じられるようになって、散歩を怖がるようになる時があります。若い時のほどは歩けなくなりますので、ワンちゃんが楽しめる程度の散歩の範囲や、時間、距離でも良いのではないでしょうか?
ちなみに、老犬になってくると、視力や聴力が弱ってきているので、匂いかぎが楽しみになります。犬の場合は嗅覚が最後まで残るようです。視力や聴力が衰えていって、ある程度のところで老化が止まると、また、落ち着いてくるようです。もし視覚や聴覚の変化を受け入れられずに不安がっているのであれば、バッチフラワーのハニーサックルやウォルナットを与えてみてはどうでしょうか?
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
久々に投稿です。我が家の14歳の犬なのですが最近になり夕方の散歩に飽きてきた?ようです、今までは喜んで何処までも歩いてたのに最近急に今まで行っていた方向に行こうとすると断固拒否して短く… [続きを読む]
サトウ9447さん (宮城県/28歳/男性)
このQ&Aに類似したQ&A