対象:住宅設計・構造
島崎 義治
建築家
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地下空間の魅力とコスト。
地下の工費は2倍程度かかると言われています。が、少し詳しく試算いたしました。
地下空間は難しい面も多々ありますが多くの魅力も持っています。それらを引き出すのがデザインという力だと考えています。
一般に坪100万円という場合には62坪に対する単価となりますが、掘削などの地下の土工事やドライエリアは含まれません。
そうしますと坪90万円~100万円×62坪に掘削費用、ドライエリア費用、EV費用などを加えまして、また設計費用や確認申請費用も加えまして、8000万円から8500万円程度、内装材料や設備機器のグレードアップを行う場合には8500万円から9500万円程度とお考えいただくとよいのではないでしょうか。
また、消費税がそれに付け加えられます。
地下へのアクセスはいい感じになると思うのですが、ただ、ドライエリアは雨水の侵入などにかなり注意をする必要があり、無理があると思います。トップライトを設置したりして内部化することをおすすめいたします。
また、何人でお住まいかがわからないのですが、それほど多くない人数であると推測できますので、62坪の規模を適切な規模へ縮小することも十分可能ではないでしょうか。小さくしてなお魅力あふれる住まいを作ることは十分可能です。建築家の能力が試されるところでもあります。
随分高くなるとご心配かもしれませんが、地上部は木造にすることもできると思います。庭のことが全く出されていませんが、建蔽率が40%ですので、それを生かした木造の住まいを考えることも可能となります。
詳細の数字はここでは掲載しませんが、手元資料としては試算してありますので、わからないことがありましたら、ご遠慮くなくご相談ください。
島崎義治
島崎義治建築設計事務所
2012年13年グッドデザイン賞を受賞いたしました。
http://architect-studio.com
(現在のポイント:-pt)
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世田谷の50坪の土地(平坦地)に地上2F+地階1Fの家を建てるときどのくらいの建築費用がかかりますでしょうか?
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全てRC造(ビルのような四角いイメージを希望)、間取りは希望す… [続きを読む]
れおれおんさん (神奈川県/35歳/男性)
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