犬嫌いの犬について

過去のコラム
「Q7:よその犬と遊べない。これって問題？」
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/7268
を参考にどうぞ。

基本的に他の犬が何でも無いような犬のようになることは期待しないことです。少しでも良い方向に持って行ければ、と考えることです。

コラムと内容がダブりますが、以下に注意点を記します。


*無理に近づけるのは逆効果
「○○ちゃんが遊んでくれるって、ほら遊びなさい」などと言って、犬を無理矢理前面に押し出そうとしている姿をよく見かけます。これは、絶対にやってはいけません。
他の犬と遊べない犬たちは、他の犬と出会ったとき、怖いと感じたり、またどういう行動を取れば良いのかわからず不安状態に陥っているのです。その怖さや不安感を取り除かない限り、犬は決してその状況に慣れることはありません。

*「何事も起きなかった」という体験を積み重ねること。
３メートルまで近づいて何事も起きなかったら、次の日は２メーター90センチまで近づけるかも知れません。そこで何事も起きないと感じとれば、さらに一歩近づけるかも知れません。そうやって慣らしてゆくことです。
逆に、３メーターまで近づいて「怖い」と感じてしまった子は、次は３メーター１０センチでも怖いと感じてしまうかも知れません。
「怖さ」や「不安」を感じさせずに、「何事も起きなかったね」という体験を、いかにして積み重ねてゆくか、それが重要なのです。そうした体験を重ねてゆけば、よその犬と１メーターの距離ですれ違いができたり、フセ・マテなどができるようになってゆけるはずです。

*ボディランゲージを読めることが重要。
「怖さ」や「不安」を感じ始めているか、「平常心か」、そうした犬の心理状態を理解するには、まずは犬のボディランゲージを知ることです。