個人事業主の妻は、社会保険に加入した方がお得！

　会社で社会保険に加入すべきかどうか悩まれているのですね。ズバリ、加入すべきです。
なぜなら国民健年金の問題があるからです。サラリーマンや公務員の奥様は、収入が130万円未満であればご主人の扶養として国民年金第3号被保険者となります。保険料を支払うことなく、年金は増えていきます。
　しかし、個人事業主の奥様は、収入には関係なく、すべて国民年金第1号被保険者として月々約15,000円の国民年金保険料を支払わなければなりません。現在も支払っているかと思います。
　ところが会社で社会保険に加入できれば、健康保険だけでなく、厚生年金にも加入できます。厚生年金保険料は、厚生年金と国民年金保険料が含まれた金額です。月10万円くらいであれば厚生年金保険料は、1万円もしません。なぜなら保険料の半分を会社が負担するからです。この金額で厚生年金と国民年金の両方の保険料がまかなえるのです。そして65歳になれば国民年金だけでなく、厚生年金からも年金を受給できます。つまり今より安い金額で保険料を支払い、将来の年金も増えるのです。老後を考えるとこんなうれしいことはありません。

160万円以上稼いだ方がいいと言うのは、まるかずさんが言われるようにサラリーマンの奥様の場合です。扶養から外れてしまい、会社の扶養手当や特別配偶者控除がなくなり、夫の税金が高くなり妻の税金もあり、160万円までは扶養から外れても収支がトントンで働き損になるということです。
しかし、何度も言いますが、個人事業主の場合は、会社の扶養がありませんし、何より国民年金の件が大きいので、ここはぜひ社会保険に加入をお勧めします。