７歳のパグの不適切な排泄

ペット行動コンサルタントSENDAの千田純子です。

一般的に分離不安による不適切な排泄は、飼い主の留守の時に起こるのが普通です。飼い主の膝の上で排泄をしたり、睡眠時に排尿をしたりする場合は、分離不安ではないように思います。関心を買うための排尿の場合ではベッドでの排尿は関係ないように思います。７歳で認知症というのも考えにくいように思います。食欲旺盛なのに、痩せてくるというのも少し気になります。甲状腺機能亢進症や、腎臓疾患なども考えられるので、動物病院で身体検査を受けてはどうでしょうか？

もう一つ考えられるのは、トイレシーツで排泄をしていたワンちゃんが、外でトイレをすることを覚えると、逆にどこでもトイレをしても良いと考えてしまう場合もあります。室内のトイレシーツではしなくなったようですが、飼い主さんの膝の上や、ベッドでするということはトイレシーツでしなくなったけれど、室内でしないわけではないようなので、どちらかというと、どこでもしても構わないと勘違いしている可能性もあります。

先の飼い主さんがトイレシーツ以外のところで排泄をした時に叱って教えていた場合は、トイレシーツ以外のところで排泄をしても叱られなかったので、この飼い主さんはどこでしても良いのだと勘違いする場合も考えられます。

ただ、７歳という年齢も考えて、まず、健康診断を受けて、体に問題がないことを確認したら、トイレトレーニングを再トレーニングしてみてはいかがでしょうか？