1歳9ヶ月のラブラドールの噛みつきの対処の方法
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ペット行動コンサルタントSENDAの千田です。
ラブラドールは賢い犬ですが、それだけに、経験の浅い飼い主さんがしつけをした場合と、経験のあるトレーナーがしつけをした場合では全く違う犬のように見えるのも、ラブラドールの賢さゆえでしょうか。
ラブラドールは賢い犬ではありますが、興奮性が高く、また、叱られても叱られても、めげないところがトレーニングの性能の高さと評価されている点でもありますので、素人が叱ったり、痛みを与えても、ラブラドールは遊んでくれているぐらいにしか感じません。
ラブラドールは「してはいけないことを叱って止めさせる」トレーニングよりも、「してほしいことをしてくれたら褒める」トレーニングが適している犬種です。「してほしいこと」をしてくれたら、ご褒美をあげて褒めてあげるトレーニング(陽性強化トレーニング)をすることをお勧めします。
また、犬のしつけは子犬の時にクレートの中や、サークルの中で大人しくすることから始めます。トリプルゴンさんもワンちゃんの行動を制限するところからトレーニングをする必要があると思いますが、1歳9ヶ月のラブラドールではそれも難しい場合がありますね。
私も何百頭のラブラドールを指導してきましたが、1歳9ヶ月で、もう既に飼い主がコントロールできない状態であれば、素人判断でし続けても問題はなかなか解決しないように思います。なるべく早く、専門のトレーナーさんやしつけインストラクターの指導を受けることをお勧めします。トレーナーさんの手から食べられる犬であれば、すぐに解決すると思いますが、トレーナーさんを警戒してご褒美を食べないような状態でしたら、半年ぐらいはかかることは覚悟しておいたほうが良いと思います。
ラブラドールは何歳になってもトレーニングがよく入る犬種なので、諦めずに根気よくトレーニングをしてあげてください。
評価・お礼
トリプルゴン さん
2015/04/25 00:10
早々の回答ありがとうございました。
自分達で頑張ってしつけようと考えていたのですがやはり専門のトレナーさんにお願いした方よいようですね・・・家族で話し合ってみようと思います。
千田 純子
2015/04/25 08:39
評価していただきありがとうございます。
飼い主さんがしつけができることが大切なので、専門家に全て任せてしまうのではなく、手に負えない部分は専門家に依頼し、なるべくは、インストラクターの指導のもと、飼い主のご家族が全員でしつけに関わることが大切です。
私どもの場合は、クレートトレーニングまでこちらでさせていただいて、後は週に1時間しつけ教室に通ってしつけの方法を飼い主さん自身が身につけていくのをサポートしていきます。ご褒美の上げ方、タイミング、位置、持ち方など、細かい指導が必要になる場合もありますが、
1週間に1回指導してもらい、あと1週間は自宅で実践し、できないところはまた指導してもらい、というふうにしていくことを行っています。
専門家に全てを任せてしまうと、専門家の言うことは聞くけれど、飼い主の言うことは聞かない犬に育って場合がありますので、飼い主を指導してくれるのが上手なしつけインストラー、訓練士さんを探してください。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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