対象:住宅設計・構造
中舎 重之
建築家
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平屋での広間の大きさ
広間の大きさが、2.75x3.5間=5.0x6.4mは、確かに広いですね。
在来工法で処置するスケールでは、有りません。
耐震性能での偏心率が3.0に納めるのが、やっとと思われます。
一般の建物の偏心率が1.5ですので、地震時には倒壊はしなくとも、
損壊は免れません。
損壊の場所は、2辺のガラス戸の所に集中します。
解決策は有ります。此の広間に面する構造を伝統工法にて設計します。
柱は、8寸=24cmで、全部で6本とします。
梁は、松材で、1尺4寸=42cmとします。
それで、開口部(ガラス戸)のある上部には、1尺1寸=33cmの梁を、
3尺=91cm離して2段に入れます。 鳥居の形です。
土台は8寸を平使いとします。 基礎の幅も右に倣います。
柱の太さと、梁の大きさにより、ラーメン構造を形成します。
計算上の偏心率が3.0でも、設計では1.5以下になる話です。
構造計算では不可能な事でも、構造設計では、OKになる話です。
当方には、千葉県の鴨川の別荘の構造設計にて実施した経験があります。
東日本大震災の3.11にも、建物にはひび割れひとつなく、耐えてくれました。
2015.4.21 中舎重之 Fax:046-263-9324
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この回答の相談
木造在来工法で平屋建ての図面を検討中です。
設計士さんからの提案の中に
2.75間×3.5間の長方形の広間がありました。
広間のうち2辺(縦1辺・横2辺)はガラス戸です。
(構造… [続きを読む]
sungesungeさん (東京都/40歳/男性)
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