対象:住宅設計・構造
隣家の建ち方や新居の向く方角と考え合わせてみては?
はじめまして。東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
敷地の法的情報などのお示しがございませんので抽象論になりますことお許しください。以下、敷地南側が奥まで3m空いているという前提で回答させていただきます。
吹抜がLDKの南東角にあるとすれば、午後より午前のほうが床面に長く陽が入り、吹抜がLDKの南側真ん中あたりにあれば、午前と午後で同じくらい陽が入るとは言えましょう。となると、東隣の家が午前の陽射しを遮るような建ち方だと、南東角の吹抜のメリットは弱まります。また、新居が真南に対し東に振れていると、東南角の吹抜は午前の低くて射し込みにくい時間が増え、午後の陽射しがより早めに入らなくなり、やはり東南角の吹抜のメリットは弱まります。一方、2階東面にも窓があると、東南角の吹抜はその特徴がより活きることになりましょう。
これらに2階のプランニングを考え合わせ、吹抜位置をご検討いただくとよいのではないでしょうか。
回答専門家
- 大沼 徹
- ( 東京都 / 建築家 )
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
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