対象:住宅設計・構造
木下 泰徳
アップライフデザイナー
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石膏ボードだから耐力壁ではないとは早計に過ぎます
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こんにちは。アップライフデザインの木下と申します。
2×4住宅は、別名「枠組壁工法」といって、壁耐力によって地震や風の力に対抗している建物です。そして両面石膏ボードの場合も、十分耐力壁として評価している可能性があります。石膏ボードだから耐力壁ではないとは、あまりに早計に過ぎます。
もし、壁の撤去を考えられているのであれば、壁量計算の書類をもとにきちんと現場調査をし建物の性能を評価するべきです。その壁を撤去する代わりに他の部分に耐力壁を設ける必要が出てくることもありますし、撤去できないこともあります。さらに全体の耐力壁のバランスも考慮する必要もあります。
また1階の床の傾きはどの程度なのでしょうか。一般に6/1000(1メートルで6ミリ)以上の傾きがあれば問題ありと考えます。1階ということは2階にはさらに傾きがある可能性が高いです。その場合は、床下の腐朽・腐食、地盤沈下などの調査が必要です。
いずれにしても、専門家の調査をもとにリフォームをされることをお勧めします。
評価・お礼
さいきさいか さん
2015/03/05 17:08すぐに回答をいただきありがとうございました。教えていただいたことを元に業者と話し合い、耐力壁はそのままにすることになりました。傾きについては近々機器を用いて測定してもらうことになりました。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
こんにちは。
築7年の2×4住宅を購入しました。
一階に和室とリビングがあり、壁で仕切られていたため、壁撤去のリフォームを行います。
壁量計算の書類が残っており、一部分が耐力壁になっているので… [続きを読む]
さいきさいかさん (三重県/40歳/女性)
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