対象:夫婦問題
どんな価値観に違いがあるのか?分析してみる必要があるのでは?
ゆきみだいふく様 初めまして堀江健一と申します。
私達夫婦の間でも、度々同じ様な状況が生まれ、喧嘩になってしまう事があります。
恐らく、どんなご家庭でも多かれ少なかれそうした喧嘩はあるものでは無いかとは思います。
週に1回は喧嘩になるとなると、仲直りできて、平和で安心して過ごせていられる時間が非所に少なく、継続的にちょっとづつお互いのフラストレーションが溜まって行ってしまい、そのため些細な事でも喧嘩が勃発すると言う、悪循環が生じてしまわれておられることでしょう。
そのような時、つくづく中立な第三者に間に入ってもらって、夫婦それぞれの言い分を聞いてもらえたらなぁと思ったりします。
普段、仕事柄なるべく相手の心情に寄り添おうと思っているつもりなのですが、それでもプライベートでは夫婦喧嘩になってしまいます。
夫側からの心情を綴らせていただくと、「自分は妻を愛しているのに、なぜそんな心ない事、腹が立つような事を自分に言うのだろうか?妻は私を愛してはくれていないのではないだろうか?だったら愛されてもいないのに、夫婦生活を送るのは辛いし、意味が無いように思えてくる。だから別れた方が良いのではないだろうか?」と言う様な「非観的でネガティブ」な不信感ややけっぱちな想いに支配されてしまいます。
妻が嫌いになった、嫌気がさした。だからもう別れたくなった、というような単純な気持ちではないのですね。
むしろ「妻に愛されている」という安心感や充足感が欲しいと思っているのですね。
さて「価値観が違う」とのことですが、具体的にはどの様な事に関して価値観が違ってしまうのでしょうか?
お互い、違う家庭環境で育ち、違う経験をして生きて来られた二人が、一緒になり生活して行くわけですから、違う価値観や物事の受け取り方、感じ方が違っていても当たり前なものです。
その環境が大きく違っていた場合、育ったお国が違うので、言葉も通じ合わないような事が起こるのですね。
極端にわかりやすい例え話をすれば、奥さんの実家のご両親の間では「相手に愛情表現をする時、相手を殴る」という習慣があったとします。
お互いその行為の意味を知っているので、旦那さんが奥さんに殴られる度に「あぁ妻に愛されているのだなぁ」と嬉しく思うかも知れません。
それを見て育った奥様は、自分が結婚した後、自分の旦那さんを「愛しているよ」と思った時、旦那さんを殴ったとします。旦那さんはもちろんその殴る行為にそんな意味がある事など知りませんから、「妻から意味不明の暴力を受けた」と受け取ってしまう事でしょう。
「相手を殴る行為が、愛しているというサインである事」をお互いが了解しておくことが必要となるわけです。
誰しも「自分の方が正しい」「相手が自分に合わせるべき」と言う風に思ってしまいがちなものです。
実際はもっと複雑な感情や、観念と言ったものがお互いにあるので、現実にはもっとお互いに理解しておかなければならないことが沢山あることでしょう。
しかもお互いが屈託なく話し合ったり、自分が思っている事を素直に伝えられなかったりするので、「お互いを探り合ったり、相手の顔色を見て、勝手に相手の気持ちを想像して勝手に思いこんでしまう」事となってしまいます。
ですから、ゆきみだいふく様が、相手を立てる、思いやる事が出来るように人間的に成長する事も大切だとは思いますが、お互いの「価値観の違い」とか「気持ちのすれ違い」をすり合わせて行く事も大変必要かと思われます。
そのために、間に入って調停したり、お互いの言葉を翻訳して伝えてくれる様な存在としてカウンセラーが求められるのです。
そもそも渦中にあるご夫婦は、本当の喧嘩の原因がどこにあるのか?何を改善して行けば良いのかもわかっておられなかったり、話し合われてもいなかったりするので、「どんな価値観に違いがあるのか」さえも把握できていないものです。
まだお子様も小さいようですし、色々な意味で余裕が無いかも知れませんが、もし今後とも話が深刻になるようであれば、ぜひともカウンセリングをご検討していただければと思います。
夫婦カウンセリングも有効でしょうし、どちらか一方がカウンセリングを受けられても良いかと思います。
私のカウンセリングは、「恋愛」を特に専門と謳っておりますが、「夫婦関係の問題」「うつ」「人間関係」「不安障害」など臨床心理全般に対して援助できるものですので、ご利用いただければと願っております。
回答専門家
- 堀江 健一
- ( 東京都 / 恋愛アドバイザー )
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります
2021年公認心理師(国家資格)取得13年間で1万人以上の相談実績を基に、深く人を理解し心のもつれた糸を解きほぐします。恋愛が出来ない、自己否定感、人と接するのが怖い、夫婦間の亀裂など、人間関係全般、アスペルガーの方の社会適応などのご相談。
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